結婚後に夫婦が不仲になり、離婚に至る場合もあります。しかしその際、何かの理由ですんなりと事が運ばないケースもあるよう。今回はそんな、“離婚したくてもできない理由“について、経験のある女性たちに語ってもらいました。子どもが受験を控えている「1年ほど前から夫の行動に不審な点が見られるようになり、愛人がいることが判明しました。私としては離婚したいと思ったんですが、子どもの小学校受験が控えていまして…。周りの人に聞くと、離婚は評価に響くという意見もあります。受験の際は両親同伴の面接もあります。私たちの問題で失敗させたくないので、せめて受験が終わるまでは我慢するしかないと思っているところです」スズカ(仮名)/34歳子どもを優先して考えてしまうのでしょう。子どもの受験が終わるまでは…と自分自身に言い聞かせて離婚を踏みとどまっている状態のようです。駆け落ち同然に家を出た「夫とは地元が同じで、中学生のころから交際していました。夫は問題児であまり評判が良くなかったため、親は交際を反対。結婚したいと言ったときは、“親子の縁を切る”とまで言われました。そのため、駆け落ち同然に家を出ました。夫は“まじめに働く”と言っていたものの、あまり良くない人たちとの付き合いが見られます。今になって、私も結婚を後悔。でも、今さら離婚して、実家に戻るということもできなさそうです…」マリカ(仮名)/27歳どのツラさげて戻るのか…といった気持ちなのでしょう。しかし、自分の身が危険に晒される前に、決断して欲しいものです。親が夫にお金を借りている「実家は自営業をしているのですが、コロナ禍の際に大打撃を受け、深刻な経営難に陥りました。そのとき、夫に相談して欲しいと、親から頼まれました。そして、親が夫からお金を借りてしまったのです。正確な額は分かりませんが、かなりのものだと思います。最近になって、夫の不倫が発覚しました。私は離婚したいと思っているんですが、もしそうなったとき、親の借りたお金はどうなるのか…。それを考えると、夫に切り出せません」チハル(仮名)/30歳お金が絡み、さらに借りているのが親となると、事情は複雑。返済についての何か規約を設けているのか、調べる必要があるでしょう。義母の説得を受けて「少し前に、夫の不倫が発覚しました。それは、夫の両親の耳にも入っています。私は義母と親しくしており、離婚したいという旨を伝えたところ、思いとどまるように言われてしまったんです。夫は父親の会社で働き、いずれは引き継ぐことになっています。私の息子も、やがてはそうなる可能性があります。将来を考えると、離婚すべきではないと…。“今は辛いかもしれないけれど、いずれこれで良かったと思うときがくる”と言われてしまい、身動きの取れない状況です」アヤ(仮名)/32歳夫の過ちは一時のものだと言われてしまったのでしょう。ただ、本当にそうなのかは分かりません。自分を犠牲にしてまで受け入れるべき状況なのか、判断は難しいところです。“妻が悩む離婚したくてもできない理由”をご紹介しました。離婚したいと思っても、スムーズに話が進まない場合もあります。離婚に踏み切るのには相当な覚悟と決断、そしてエネルギーが必要となるのでしょう。©takasu/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月27日綾里さん(仮名・34歳)の夫はSNSにハマり、職場の愚痴などを呟くようになって“いいね”が増え始めたそうです。上司からは控えるように注意を受けたものの、次第に内容がエスカレート。綾里さんがやめるように促しても聞かず、職場から孤立するようになり、ついには退職してしまいます。亀裂が入ってしまった夫婦関係は、その後一体どうなってしまったのでしょうか。転職先でも同じことを繰り返す夫「退職後、夫は友人の誘いを受けて同業種に転職をしました。友人に感謝しつつ、真面目に勤務していましたが、次第に愚痴をこぼすように。多少の不満があるのは、どの会社も同じです。するとまた、夫はSNSで会社に対する批判的な意見を投稿するようになりました。同業者と思われる人たちからの賛同のコメントを得て、内容はエスカレートしていきました。完全にSNSに踊らされている状況です。結局、夫は前の職場とまったく同じことを繰り返し、会社に居場所がなくなり、また半年もせずに辞めてしまったのです」転職先が見つからない状況「夫は再び転職先を探し始めました。しかし、今度は声をかけてくれる友人もなく、なかなか決まりませんでした。夫のSNSでの言動も影響していたのかもしれません。批判的なことばかり呟いていれば、警戒されて当然です。会社に電話をかけても、“募集していない”と言われ、面接すら受けさせてもらえない状況に。夫は、“なんて閉鎖的な業界だ”とこぼし、自分には非があるとは思っていない様子。そんなとき、私の父親が病気になり、入院することになりました」弱った父親をSNSに晒されて…「幸い父はそれほど大事には至らず、簡単な手術を受けて回復に向かいました。私は、夫と子どもを連れてお見舞いに行ったのですが、そこで夫がやけに写真を撮っていたんです。すると翌日、お見舞いに行った様子をSNSにアップしていました。同情を誘うような投稿に対して、いいねがたくさん付き、コメントも多く添えられていました。弱った父親の写真を無断で載せられて、もちろん良い気はしません。“消して”と削除を依頼しましたが、聞き入れてもらえず、さすがに頭にきました。父親のこともあったので、子どもを連れてしばらく実家に戻ることにしたのです」自堕落な生活を続ける夫「実家に戻りはしましたが、ちょこちょこ自宅には戻っていました。夫は、毎日ただダラダラと過ごすだけ。掃除もせず、家のなかは荒れていき、仕事探しも諦めたよう。私は、“いい加減にして”と何度か叱ったのですが、生活態度を改める様子はありませんでした。そこで、脅しのつもりで離婚届をテーブルの上に置いていったのです。実家に戻って夫のSNSを開いてビックリ。なんと、“妻に突きつけられました”と、離婚届の写真がアップされていました。その投稿に対して、“支えてもらえないんだ”と、夫に同情を寄せるようなコメントもちらほら。私は、なかなか仕事が決まらない夫を支えられない“悪妻”というポジションになっていました。SNSに不満を投稿して、わずかな“いいね”に満足する日々。懲りない夫を見て、関係の修復はもう不可能だと判断しました。今も実家にいて、別居状態が続いています」“夫のSNSトラブルで夫婦間に亀裂の入った妻の告白”をご紹介しました。SNSにコメントする人たちも、親身になっているとは限りません。面白半分で関わっている可能性もあり、すべてを鵜呑みにするのは危険でしょう。ほどよい距離感で付き合っていくべきですね。©polkadot/Adobe Stock ©茂希 長沼/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月24日結婚生活も長くなれば、多少の揉めごともあるでしょう。なかには、良好な関係が維持できなくなるほどの大きなトラブルに見舞われる場合もあります。綾里さん(仮名・34歳)も、夫のあるトラブルが原因で夫婦関係に亀裂が生じてしまったと言います。当時の状況を詳しく伺いました。SNSに興味を持ち始めた夫「あるとき、夫から“SNSのアカウントを作りたいんだけど”と尋ねられました。夫はそれまでSNSに興味はなく、むしろ嫌悪感を示すようなタイプだったんです。夫は車やバイクが好きで、自分でカスタムするような趣味を持っていました。結婚して子どもが生まれ、趣味からは離れていましたが、友人のなかにそういった写真をSNSに投稿している人がいて、見てみたかったようです。アカウント作りを手伝い、夫はしばらくいろんな人のSNSを覗いていました。そのうち、自分も何か投稿してみたくなったようで、過去に撮った家族旅行の写真をアップ。すると、いくつか“いいね”が付きました」SNSに職場の不満を吐き出すと…「“いいね”が付くと気分が良いようで、夫はそこからちょこちょこ写真などを投稿するように。反応を見ては、“こういうのは食いつかないんだな”と自分なりに分析をしていました。ある日、夫が職場で抱えたちょっとした不満を、ポロッとSNSに吐き出しました。それが、予想外に反応が多く、“いいね”がたくさん付いたんです。気分を良くした夫は、職場での愚痴を呟き続けました。するとさらに、“いいね”の数が増え、同業者と思われる人たちとも繋がるようになりました」上司から注意を受けた夫「夫が職場への不満を書き込むと、同業者と思われる人たちから賛同の声があがりました。夫はますます気を良くして、普段から頻繁にSNSをチェックするように。すると、職場の誰かが気付いたんでしょう。夫のSNSの件が上司の耳に入り、“控えるように”と軽く注意を受けたのです。しかし、従う気配は夫にはありませんでした。むしろ、“こういう職場の体制を変えたいんだ”と、新たな目標を見つけ、使命感に駆られているような状態に。投稿する内容はエスカレートし、コメント欄には賛同の声が増え、夫は勢いづいたようです。ところが、状況はいつまでも夫に味方をしませんでした…」夫は職場内で孤立し始め…「夫の書き込みに対して、徐々に批判のコメントが増え始めたのです。“会社に守ってもらっている立場で何言ってるんだ”等の批判を受けるように。夫はそれに対して、“こんなことを言うのは同じ会社の人間に違いない”と同僚を疑い始めました。“卑怯者め”と対抗する気マンマン。それまで私はあまり口出ししないようにしていましたが、そこでようやく夫が危険な状態にあると思いました。“子どもにも悪影響だから”と理由をつけて、やめるように促したものの、聞く耳を持ってくれませんでした。以前までは、夫は職場の人たちと飲みに行く機会も多かったんですが、それがピタッとなくなりました。夫は職場内で孤立し始めたようで、ついに“会社を辞める”と言い出しました。考え直すように説得しましたが、その2か月後には本当に退職してしまったのです」“夫のSNSトラブルで夫婦間に亀裂の入った妻の告白”をご紹介しました。SNSも使い方次第。周囲の声に翻弄されやすいタイプの人は、深入りしないほうが良いのかもしれません。©ponta1414/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月24日結婚後、相手の行動に不信感をおぼえて不倫を疑うようなこともあるかもしれません。なかには感情が抑えきれず、驚きの行動に出るタイプの人もいるようです。今回は“妻の不倫を疑う夫の驚きの行動”について、経験のある女性たちに話を伺いました。正体不明のアプリを入れられる「夫が嫉妬しやすく、私が友人と出かけたりすると、“誰と?”としつこく聞いてくるようなタイプです。あるとき夫と二人で出かけて帰宅したところで、“撮った写真を見せて”と言われました。それで、スマホのアルバムを開いて渡したところ、結構長い時間眺めていたんです。後日、私がスマホのアプリ一覧を見ていたら、正体不明のアプリが入っていました。調べたら、それは浮気調査アプリといわれる種類のもの。夫が写真を見ている間に入れたんでしょう。私は不倫していませんが、ここまで疑われると嫌な気持ちになってしまいます」リエ(仮名)/29歳夫は写真を見るふりをして、スマホを勝手に操作し、アプリをインストールしたわけです。抜け目のないやり口といえるでしょう。会社を休んで尾行「私は仕事が休みで、夫は出勤という日がありました。そのころ、私は不倫をしていて、その相手と会う約束をしていたんです。昼ごろに家を出て駅に向かい、ホームで電車を待っていると、人影が目に入りました。それがどう見ても夫。まさか……と思いました。密かに会社に電話をして夫の所在を尋ねると、“有休を取っている”と。そこで、気付かれていたんだ……と思いました。浮気相手との約束を急いでキャンセルし、適当に買いものをして帰りましたが、危なかったです」カズミ(仮名)/33歳夫は会社を休んで尾行をしていたということでしょう。上手くいくとは限らないだけに、相当な覚悟と確信があったと言えます。留守を装いクローゼットに隠れて「ある休日、私が友人と出かけて家に帰ってくると、夫がいませんでした。そのころ、私はある男性と不倫をしていて、リビングのソファに座りながら、彼とLINEでやり取りしていたんです。30分ほどして、寝室のほうから物音が聞こえました。恐る恐る寝室を覗くと、夫がクローゼットから出てきたんです。“驚かそうと思って”と言うんですが、明らかに嘘。私の不倫を疑っての行動に違いないと思いました」カリナ(仮名)/30歳夫はクローゼットに隠れて、妻の不倫の証拠でも掴もうと思ったのでしょうか。切羽詰まっての行動のようにも感じられます。カラダに触れると「汚らわしい!」「私は男友だちを含めて、友人たちとよく出かけるのですが、それを夫はあまりよく思っていません。“浮気でもしているんだろう”と本気半分・冗談半分で言ってきます。あるとき、いつものように友だちと出かけ、帰りが遅くなってしまいました。夫が怒っていたので、私が“ごめん”と謝りつつカラダに触れると、“やめろ!”と叫んで…。“汚らわしい”とまで言われて傷つきました」ミオナ(仮名)/30歳夫は疑り深い性格のようです。お互いに歩み寄ってコミュニケーションを取らないと、そのうち夫婦関係が壊れてしまうでしょう。嫉妬に駆られて、驚きの行動に出てしまうタイプの人もいるようです。実際に不倫しているならともかく、潔白であるのなら堂々と振る舞うべきでしょう。夫婦関係の修復が間に合わなくなる前に、しっかりと話し合うことが大切ですね。©yamasan/Adobe Stock ©maroke/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月23日職場の人たちとは、休みの日以外は毎日のように顔を合わせると思います。すると、なかには好意を抱き合い、深い間柄になることも。それが不倫となるケースもあるようです。今回はそんな、“不倫が横行している職場環境”について、体験したことのある男女にエピソードを語ってもらいました。会議室からなかなか出てこない二人「職場ではよくミーティングがあり、会議室を使用しています。終わったあとはみんな速やかに出て行きますが、上司とある女性社員だけがいつも残るんです。“絶対にあの二人は不倫をしている”と職場内では言われています。なので、ミーティング後は誰も会議室には近づかないんですね。でもあるとき、中途採用で入ってきた男性社員が、何も知らずに会議室に戻ろうとしました。それに気付いたみんなが、“ダメダメ!”と慌てて阻止。なぜかみんな気を遣っています」ハル(仮名)/29歳不倫に対してなぜ気を遣わなければいけないのか…。迷惑な話であり、仕事にも支障が出そうです。社長の妻が飲み会を監視「以前、転職をして小さな会社で働いていました。社長が優しい人で、入ったばかりの私にも親身に接してくれていました。アットホームな職場で、社長がよく飲み会を開いたんですが、あるときから社長の妻も参加するように。仲がいいんだな…と思ったのですが、違いました。ほかの社員曰く、“監視している”のだと。妻も以前はその職場で働いていて、社長と不倫関係になり、社長が離婚して一緒になったそう。その後、社長はまた別の社員と不倫をした経緯があるらしく、それから妻が飲み会を監視するようになったそうです」ミユ(仮名)/29歳妻も、自分が不倫から始まっているだけに、夫を信用できないのでしょう。夫婦間に信頼関係がないというのも、悲惨な話です。社内グループLINEに誤送信「職場のグループLINEで、ある日女性社員が、“明日のランチはでいい?”と、お店を指定するようなメッセージを投稿しました。実はその女性社員には、上司との不倫の噂がありました。ただ、そのLINEには相手の名前もありません。本人もすぐに、“送り先を間違えました”と訂正のメッセージを送信。しかし、直後に上司から、“OK!”というスタンプが入ったのです。さらに、“間違えた!”と追加で送信されました。そこで、不倫関係が決定的となりましたね」ユウ(仮名)/28歳上司もLINEをよく見ていなかったのでしょう。スタンプだけなら不倫確定とはならなかったかもしれませんが、訂正したことにより、決定的となってしまいましたね。社内不倫の噂で盛り上がっていた先輩も…「私の職場の同じ課に、10人ほどの社員がいます。その課長と、ある女性社員が不倫関係にありました。かなりあからさまで、勤務中に二人のアイコンタクトを目撃する人も多かったんですね。それを見て、先輩の女性社員と、“よくやるよね”と密かに言い合っていました。ある日、仕事終わりに職場近くのお店で飲んだ帰りに、外に出たところで先輩を見かけたので声をかけようとしました。しかし、隣には男性が。手をつないでいる相手は、同じ課の既婚者男性でした。先輩もだったのか……と驚き呆れました」ユズキ(仮名)/28歳同じ職場に、不倫カップルが2組もいたわけですね。職場環境の緩さが、いずれ悲劇を生みそうです。“不倫が横行している歪んだ職場環境”をご紹介しました。同じ職場に不倫している者がいれば、周囲に悪影響を及ぼす可能性もあるでしょう。仕事に支障をきたす場合もあるかもしれません。なるべく関わらないよう、そういった存在は遠ざけておきたいものですね。©buritora/Adobe Stock ©miya227/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年05月13日愛している人と結婚するにあたり、確認しておかなければいけない条件などもあるでしょう。そのなかには、受け入れにくいものもあるかもしれません。そこで今回は、“あり得ないと思った結婚の条件”について、経験のある女性たちからお話を聞きました。母親と弟と同居「今付き合っている彼が実家暮らしで、母親と弟と暮らしています。結婚の話が出た際、“同居して欲しい”と言われました。なんでも、弟が頼りにならないタイプらしく、すぐに仕事を辞めたり、引きこもったりするらしくて。母親が心配だと言うんですが、いきなり同居は…。母親だけならまだしも、義弟も一緒はきついです。ということで今はまだ答えが出せず、保留にしている状態です」リホ(仮名)/29歳同居を始めたら、苦労することは目に見えています。それが分かっていながら、一歩踏み出せるかどうか……といったところでしょう。高級住宅地にマンション購入「彼と付き合い始めて2年、プロポーズを受けました。結婚するにあたりマンションを買おうという話に。彼はどうしても、ある高級住宅地に住みたいと言うのです。彼は一流企業に勤めているので、そういうのもありか…とも思いました。ただ、“ペアローンを組もう”と言われて…。彼と私とでは、収入にかなり差があります。同じだけの額を払っていくのはとても厳しい。だから、“マンションはまだいいんじゃない?”と思いとどまるよう説得しています」ヒカリ(仮名)/28歳夫婦間での収入の格差もあるでしょう。夫婦平等が理想とはいえ、そういった部分は補い合っていきたいところです。母親のもとで料理修行「彼はひとり暮らしなんですが、実家が近いので、夕食などはほとんど実家。ほかの日も、実家のご飯を冷蔵庫に保存しておいて、それを食べています。彼は、母親の料理が一番おいしいと言うのです。私も食べたことはありますが、おいしいのは確か。するとあるとき彼が、“お嫁さんには母親に料理を習ってほしい”と言いました。“しばらく修業をしてもらいたい。期間は2~3ヶ月ぐらい”と言うので、さすがに厳しいなと思いました」エミリ(仮名)/28歳母親の味しか受け付けない男性もいるようです。みっちり修行を受けるとなると、妻としてはプレッシャーを感じますよね。セカンドパートナーを認めてほしい「数年前に付き合っていた彼は、イケメンでモテるタイプでした。その彼から、“結婚しない?”と言われたことがあり、とても嬉しかったんです。ただ、“セカンドパートナーを認めてほしい”と言われて驚きました。“そっちのほうが夫婦仲も上手くいくと思う”と言うのです。私だったら受け入れてくれるんじゃないかと思ったそう。あり得ないですよね。さすがにこの人と先はないと思い、辛いけど別れました」アサミ(仮名)/32歳結婚前からこんな条件を受け入れられる人はなかなかいないでしょう。もし結婚すれば苦労するのは目に見えているので、別れて正解といえます。“女性があり得ないと思った結婚の条件”をご紹介しました。結婚するのは覚悟のいること。しかし、無茶な条件を飲む必要はありません。“結婚したい”があまりに熱くなり焦ってしまわないよう、冷静に考えて対応してほしいものです。©kapinon/Adobe Stock ©buritora/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月16日千紘さん(仮名・29歳)は年齢がひと回り上の俊樹さん(仮名)と結婚。俊樹さんには妻の不倫をきっかけに離婚に至り、4歳の息子・大智くん(仮名)がいました。一緒に暮らすようになっても、大智くんはなかなか千紘さんに懐かず、日々のコミュニケーションも上手くいかなかったと語ります。その後、関係はどうなっていったのでしょうか。覚悟を決めて、子どもに厳しい態度を取るように「結婚してしばらく経ってからも、大智くんは私に心を開いてくれず、コミュニケーションが取りにくい状態でした。そのことを俊樹さんに相談しても、“時間をかけるしかない”と言うだけで、あまり真剣に取り合ってもらえません。そこで、私も覚悟を決めました。今までは大智くんに気を遣い、やりたいようにさせていましたが、厳しい態度を取ることに決めたんです。残しがちだった食事は全部食べさせるようにして、一日中やっていたゲームもやめさせることに。ゲームはいくら言っても聞かなかったので、ついに取りあげて禁止令を発動させました」保育園の先生から注意を受けて「そんなある日、保育園に迎えに行くと先生に“お話があります”と呼び止められ、別室に移されました。そこで大智くんが、園内の友だちに対して暴力をふるうことがあると伝えられたんです。まだ怪我人は出ていないものの、注意を払う必要があると…。そして、ある友だちの家に遊びに行った際に、一緒にスマホゲームをしていたそうなんですが、友だちの家族のスマホで勝手に課金をしてしまったという報告も受けました」夫との関係悪化「その夜、保育園で先生に言われたことを俊樹さんに伝えました。対応について話し合いたかったのですが、“ゲームを取りあげるからいけないんだ”と言ってきたのです。“ストレスが溜まってやってしまったことだろう”と、まるで私が悪いような言い方をされました。私も、自分なりに真剣に考え、母親になろうと精一杯取り組んできたのに…。さすがに私も頭にきて、“もっと根本的な問題があるでしょう”と言い返し、そこから大喧嘩。収拾のつかない状態になり、私はとりあえず持てるだけの荷物を持って、家を飛び出しました」子どもへの罪悪感でいっぱい「家を飛び出しはしたものの、行く当てがありません。結婚の際に両親から猛反対を受けていたので、実家には今更戻ることはできず、なんとか友人を頼ってしばらく泊めてもらえることになりました。そこからしばらく俊樹さんとは連絡を取り合っていましたが、関係の修復は困難な状況。私のなかで張りつめていた糸が完全に切れてしまい、あの息苦しい生活に戻る気力が湧かず、結局、離婚を選択しました。その後、少し大智くんとも接する機会はありましたが、申し訳なくて何も言えませんでした。大人の都合で振り回してしまい、また傷つけてしまったのではないかと、後ろめたい気持ちでいっぱいでしたね。今は一人暮らしをしています。いつかはまた結婚して子どもが欲しいと思っていますが、今はまだ育てられる自信がありません」“連れ子のいる男性と結婚した女性の告白”をご紹介しました。家族になるというのは、覚悟のいること。中途半端な気持ちでは、いろいろな人を傷つけしまう結果となるのでしょう。©Pixpan/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月10日愛する人と結婚して、順風満帆な生活を思い描く人も多いでしょう。しかし、そう上手くはいかないのが人生です。千紘さん(仮名・29歳)も、バツイチ男性と結婚をして幸せな生活を夢見たものの、思い通りにはならなかったそう。いったい何があったのか、当時の状況を詳しく伺いました。飲み会でバツイチ男性との出会い「私が26歳のとき、友だちが友だちを誘うような大きな飲み会があり、俊樹さん(仮名)という男性と知り合いました。年齢は私よりもひと回り上。背が高く、温和で優しそうな印象を受けました。バツイチで子どももいるとのこと。男の子で、実家に預けて出かけてきているということでした。時間が経つにつれ、話の内容も少し深くなっていきました。そこで、なぜ彼が離婚をしたのかという話題になったんです。俊樹さんの妻は、職場の上司と不倫をしていたそう。それが発覚してかなり揉め、結果、家族を捨てて駆け落ち同然に家を出て行ったと聞きました」彼の息子を含め、3人で会うことに「初対面で聞くにはなかなかハードな内容でしたが、そういうことを隠さずに話してくれるところに好感を持ちました。そして、後日2人で食事に出かけ、間もなく交際がスタート。何度か2人で会ったあと、“息子に会って欲しい”と言われ、私も子どもは嫌いではないのでOKをしました。ただ、彼いわく“気難しいところがある”と。息子は4歳で、大智くん(仮名)といいます。あらかじめそういった状況を伝えられていましたが、実際に大智くんに会ってみると、まだ4歳なのに無邪気さがなく、ほとんど喋らず無口で、どこか冷めたような目をしていて…。仕方のないことですが、あまり楽しそうにはしていませんでした」両親との衝突「その後も3人で何度か会い、やがて俊樹さんからプロポーズを受け、私はそれを受け入れました。そして、結婚について親に報告。結婚というワードが出たときは両親も喜んでいる様子でしたが、相手の状況について伝えると、表情が曇っていきました。やはり、バツイチ子持ちというのには抵抗があるようです。母親からは心配されましたし、父親からは、“幸せになれるはずがない”“結婚を甘く考えるな”と猛反対されました。でも、私も意地になっていたので、両親の反対を押し切りました。“そんなことを言われる筋合いはない”と反発し、強引に結婚を進めてしまったんです」思い通りに行かない結婚生活「籍を入れて、私と俊樹さんと大智くん、3人での生活が始まりました。大智くんに関しては、保育園に送っていくのは俊樹さん、迎えに行くのは私、というだいたいの流れができてきました。ただ、一緒に暮らしていても、なかなか大智くんは私に懐いてくれず、まるで心を開いてくれません。とにかくワガママで、私が作った料理をほとんど食べないんです。代わりにお菓子を食べてばかり。それに、家にいるときはゲームばかりをしていました。そして、私が少し叱ろうものなら、泣きわめいて手が付けられない状態に。そんな状況がしばらく続き、私は次第に疲弊していきました」“連れ子のある男性と結婚した女性の告白”をご紹介しました。結婚するとなると、周囲との関わりも増えます。そのぶん、トラブルを抱える可能性も増えるでしょう。相手に子どもがいた場合、それを受け入れるというのは、かなりの覚悟のいることのようです。©polkadot/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月10日交際後に結婚の約束をしたあとは、もうゴールに突き進むだけ…と、何も心配はないように思うかもしれません。しかし、思いがけない障壁に阻まれることもあるようです。今回はそんな、“結婚直前で破談になった失敗談”について、経験のある男女にエピソードを語ってもらいました。正直に浮気を告白したら…「彼女と付き合って3年ほどしてプロポーズし、結婚が決まって両親への挨拶なども済ませたころでした。二人で食事をしていて、彼女から“今まで浮気したことある?”と聞かれたんです。彼女が“正直に言って”“そういうのは今のうちに清算しておきたいの”と言うので、1年ほど前に1度だけ同じ職場の女性と関係を持ってしまったことを正直に伝えました。すると、彼女の顔色がみるみる変化。“信じられない”と言い出し、そこから一気に関係が悪化して破談となりました」マコト(仮名)/29歳彼にとっては過去のことでも、彼女にとっては今知らされたことであり、過去のものとは思えなかったのでしょう。結婚後にバレるよりは傷が浅くて良かったと思うしかないですね。次々とアレルギーが発覚「私はもともとアレルギー体質で、食べられるものも限られていました。彼はそれを理解してくれていて、配慮もしてくれていたんです。その後、結婚前に同棲をすることになり、私は念願だった猫を飼い始めました。すると彼が、“喉が痛い”と言い出して。調べたら、彼のほうが猫アレルギーを持っていたことが発覚……。彼はいったん実家に避難しました。それからは諸々のやり取りでお互いに気を遣い合うことに疲れてしまい、彼はそのまま戻って来ることはありませんでした」エミリ(仮名)/28歳体質の問題であれば仕方ありません。一緒に生活して窮屈に感じるよりも、将来を見据えて別れる選択をするのは、悪いことではないはずです。顔合わせに大遅刻「彼女と付き合いも長くなり、結婚も見据えて両親に挨拶をすることになりました。地方から彼女の両親が出向いてくれて、食事をすることに。彼女から“父は厳しい”と聞かされていたので注意していたんですが……なんと当日寝坊をしてしまい、1時間以上の大遅刻。彼女の父親は一切口を開かず、重苦しい会となりました。その後、こちらが旅行もかねて彼女の実家に出向きましたが、父親は会ってもくれず……。これはもうダメかもしれないと心が折れ、破局しました」エイタ(仮名)/31歳遅刻は大きなミスです。しかし、1度の遅刻で終わってしまうような関係ならば、その後も何かしらの問題が起きた際、乗り越えることはできなかったかもしれませんね。SNSでのフライング発表に激怒「ある日、彼からプロポーズを受けたんですが、“正式な発表はもう少し待って”と言われました。でも、舞い上がっていた私は、SNSに結婚を匂わせるような投稿をしてしまいました。すると、友人たちから“おめでとう”のコメントが多数届き、それに気づいた彼がちょっと怒ってしまって…。そのあと友人たちから、お祝いの飲み会に誘われました。それが頻繁に続いたため、彼が激怒。“結婚はいったん白紙にしてほしい”と言われてしまい、1年経った今も進展はありません」マミ(仮名)/29歳フライングで発表されたのが、彼は気に入らなかったのでしょう。彼女も匂わす程度のつもりだったはずですが、それではおさまらないのがSNSの怖いところです。“男女が結婚直前で破談になった失敗談”をご紹介しました。幸せなときこそ、落とし穴にハマりやすいもの。結婚が決まり喜びつつも、気は引き締めておかなければいけないのでしょう。©ponta1414/Adobe Stock ©metamorworks/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月06日ある日、知らない女性から「友だちになりたい」というDMが届いたという麻未さん(仮名・28歳)。彼女(エミさん・仮名)と仲良くなり、一緒に出かけたときの写真を彼氏の宏也さん(仮名)に見せたところ、彼が1年前まで付き合っていた元カノであることが判明します。警戒して彼女からのLINEを無視していると、SNSに誰かから嫌がらせのコメントが届くように。エミさんからのLINEを返信したところ、そのコメントはおさまったそうですが…。その後の顛末を詳しく伺いました。親身になってくれない彼氏「私のSNSに届いた嫌がらせのようなコメントは、エミさんが別アカウントから送ったものではないかと疑いました。そのことを、宏也に相談したんです。すると、“あいつならやりかねない”と。でも、“無視するしかない”と言い、あまり親身になってはもらえませんでした。そこで私は、エミさんがどういうつもりで私に近づいてきたのか、ハッキリさせようと思いました。打開策として、宏也の話題を切り出してみることにしたのです」「私のぶんまで幸せになって」と言われて…「私はエミさんに、“宏也と付き合っていたんでしょう?”とLINEで送ってみたんです。そうしたら、“あれ?言ってなかったっけ?”と白々しい返事が届きました。そのあと、“未練はまったくない”“本当にあなたと友だちになりたかっただけ”と、取り繕うようなメッセージが次々と送られてきました。さらに、“私のぶんまであなたたちには幸せになってもらいたい”とまで言うのです。未練があるとしか思えないような言葉に、自分の感情が制御できていないんじゃないかと思ってしまいました」元カノから贈られてきた誕生日プレゼント「しばらくして、私の誕生日を迎えると、当日エミさんから贈りものが届いたんです。開けてみると、かわいらしいタンブラーが2つ入っていました。よく見ると、私だけでなく宏也の名前も並んでいて、まるで結婚式の引き出物のよう…。お礼の連絡を入れようとも思いましたが、なんて送ればいいのか言葉が見つからず、しばらく放置してしまいました。その数日後、仕事を終えて駅に向かって歩いているところで、声をかけられたんです。“あれ?麻未さん?”と呼びかけてきたのは、エミさんでした」「SNSなんてやるから」と責められて…「エミさんは、“取引先との打ち合わせの帰りなの”と偶然を装っていましたが、待ち伏せをしていたとしか思えませんでした。“プレゼント届いた?”と聞かれたので、そこでお礼を述べました。仕事先については詳しく伝えていたわけではないので、どうやって場所を突き止めたのか、考えるとまた怖くなりましたね。そのことを宏也に伝えたところ、心配してくれるどころか不機嫌になったのです。“SNSなんてやるからそういうことになるんだ”と責められました。“だから俺はやってないんだ”と、まるで私が悪いかのように言われて…。そこから、私と宏也の関係は悪化。時間が経つほどに険悪な状態になっていき、別れることになりました。そのことを、一応エミさんに報告しました。“なんだ別れちゃったんだ”と残念そうにする返信が届きました。“辛いことがあったら相談してね”とも言われたのですが、一切連絡がなくなりました。今は状況がどうなっているかは分かりませんが、まだエミさんは宏也に付きまとっている可能性もあると思います」“彼氏の元カノに嫌がらせを受けた女性の告白”をご紹介しました。元カノ側に悪気があったとは言い切れませんが、怖い思いをさせられたことは事実であり、警戒すべき相手です。ただ、それを相談して親身になってくれない彼氏とは、別れて良かったかもしれません。©One/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月03日交際が始まったあと、相手の元恋人のことが気になることもあるかもしれません。まだ繋がりがあるのでは…と疑って、ときには不安になることもあるでしょう。麻未さん(仮名・28歳)もあることがキッカケで、彼氏の元カノと関わりを持つことになったそう。今回は、恐怖を味わったという当時の状況を聞きました。SNSに届いた、とあるDM「私には、たまに飲みに行く馴染みの居酒屋さんがありました。そこには、のちに付き合うことになる宏也(仮名)も通っていて、たまに顔を合わせていたんです。あるとき、ちゃんと会話する機会があり、お互いに恋人が半年ほどいないことが判明。“そろそろ欲しいね”なんて話をして距離が縮まり、交際に至りました。宏也と付き合い始めて半年ほど経ったころ。当時、私はSNSを熱心に更新していました。趣味が料理なので、作ったものを写真に撮ってアップしていると、“レシピを教えていただけませんか?”と、ある人物からDMが届いたんです。」DMの送り主と直接会うことに私の料理に興味を持ってもらえて嬉しかったので、レシピを送りました。相手は、エミさん(仮名)という方。挨拶が丁寧で、いい印象を受けました。“友だちになりたいです”と送られてきて、年齢も近いような感じもしたので、“ぜひ!”と返事をしました。それから何度かやり取りをするうちに、猫の話題に。お互いに猫好きということもあり、“一緒に猫カフェに行きませんか?”と誘いを受けました。そこで、初めてエミさんと会うことになったんです」「俺の元カノだよ」と言われて「エミさんは、私のひとつ年上でした。長い黒髪で、落ち着いている印象。お互いに実家で猫を飼っているということで、話も合いました。猫カフェのあとに食事をした際、男性関係の話にもなり、エミさんは“1年ぐらい彼氏がいない”と話していました。その翌日、宏也と会ったので、前日の猫カフェの話をして写真を見せたんです。一緒に写っているエミさんの姿を見た途端、宏也が表情を曇らせました。みるみる表情が険しくなり、“これ誰?”と聞いてきたので“SNSでつながったエミさんていう人”と答えると、“俺の元カノだよ”と言うので驚きました」SNSのコメント欄を荒らされ…「宏也によると、エミさんはかなり束縛がキツいタイプだったそう。別れる際も、勝手に家や会社を訪ねてきたりと、かなり大変だったと。“警察を呼ぶぞ”と言ったところ、ようやく離れていってくれたとのことでした。そんな話を聞けば、エミさんが私に近づいたのは、なにか思惑があるとしか思えません。宏也からも、“無視したほうがいい”と言われ、LINEが来ても返信しなかったんです。すると、SNSのほうに変なコメントがつくようになりました。アップした料理写真について、“色合いが悪い”“健康を考えていない”と悪口を書き込まれて…。誰かは分かりませんが、もしかしたらエミさんが別アカウントを使って書き込んでいるのではないかと思いました。怖くなってエミさんのLINEに返信をしたところ、その嫌がらせのようなコメントが来なくなったんです。そのとき、ヤバい人とつながってしまったかもしれないと後悔しましたね」“彼氏の元カノに嫌がらせを受けた女性の告白”をご紹介しました。元カノはSNSをたどって、彼女の存在を知ったのでしょうか。執念深さを感じます。SNSは便利なツールですが、危険を伴うものとの認識が必要な事例です。©siro46/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年04月03日不倫による離婚が、夫婦だけの問題で済めばいいですが、そうはいかない場合もあります。子どもがいれば、巻き込んでしまうことになるでしょう……。今回は、“不倫後の離婚で心をえぐられた子どものひと言”について、経験のある男女に話を聞いてみました。「パパ、運動会来てくれるかな…」「息子が幼稚園の年長にあがったころ、夫の不倫が発覚して離婚をしました。しばらくして、幼稚園で運動会があったんです。夫はそういったイベントが好きな人でした。前年の運動会では息子と一緒の競技に出場し、息子もとても嬉しそうにしていました。その記憶があったんでしょう、運動会の数日前に“パパ、来てくれるかな……”と言っていました。運動会について夫には何も伝えていなかったので来るはずもなく、心が痛みました」カオリ(仮名)/30歳不倫が原因で離婚したあとでは、以前のように子どもの運動会に参加するわけにもいかないのでしょう。子どもにとっては酷な話です。「指輪どうしたの?」「数年前に夫が不倫し、そのときにだいぶ揉めました。娘もいたので、私としては離婚したくない気持ちもあったのですが、結果的に別れを選択しました。その頃から私は、普段から身に着けていた薬指の指輪を外して過ごすように。すると、あるとき娘が私の手を見て言ったんです。“指輪どうしたの?”と。まだ幼いのに、そんなところに気づくんだ、と少し驚きましたし、どう返せばいいのか答えづらかったですね」ユカ(仮名)/33歳結婚指輪がなくなったことに気づかれたというエピソード。返答に困る反面、子どもの成長も感じられたようです。「パパを見捨てないで」「以前に、職場の同僚の女性社員と不倫をしてしまいました。それが妻にバレて、しばらく家を離れて別居生活を送っていたんです。離婚が決まり、荷物をまとめに久しぶりに家を訪れたときでした。娘が何かを察したのかソワソワしている様子。そして妻に、“パパを見捨てないで”と訴えていました。それを聞いて、思わず涙がこぼれて顔を上げられませんでした」シュウジ(仮名)/35歳子どもは詳しい状況を理解していなかったのでしょう。去っていく父親の姿を見て、母親が突き放しているように見えてしまったのかもしれません。「しばらく見ないあいだに老けたね」「夫と離婚した原因は、私の不倫でした。不倫相手に対してそこまで思い入れはありませんでしたが、夫は激怒し、離婚を突きつけられました。子どもの親権は夫に。息子とは月に1回は会えることになっていました。でも、なかなか予定が合わず、数か月ぶりに息子に会ったときのことです。息子と会うなりいきなり、“しばらく見ないあいだに老けたね”と冷たく言われてしまい、大きなショックを受けました」リサ(仮名)/31歳子どもと一緒に過ごせなくなったのは自業自得。ですが、突き放すような息子の対応に寂しさを覚えたのでしょう。“不倫後の離婚で心をえぐられた子どものひと言”をご紹介しました。離婚の原因が不倫となると、抱える罪の意識もより大きなものになり、子どもの言葉がより深く胸に突き刺さるのでしょう。©Monet/Adobe Stock ©ziggy/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月26日美樹さん(仮名・35歳)の息子は、小学校1年生の夏休みが明けたころ、仲の良い友だちの転校を機に不登校になってしまったそう。美樹さんも仕事を辞めて勉強のフォローをするなどして、息子をサポートしていたと言います。そんな中、心配した義両親が頻繁に家を訪問するように。特に義母は、息子の不登校に対して、美樹さんを遠まわしに非難してくるようになったそうです。義母からのプレッシャーが日に日に強くなる中で、美樹さんや息子を取り巻く環境はどうなっていったのでしょうか。親身になってくれない夫「息子が不登校となり、夫ともいろいろ話をしました。ただ、夫はかなり仕事が忙しく、あまり時間を割けない状況。私は仕事を辞めていたので、息子に関してはほぼ私が対応することになりました。それと、たびたび訪ねてくる義両親に関しても相談をして、“精神的にきつい”と伝えたんですが、さほど親身にはなってもらえませんでした。“心配をしているからだ”“話は聞き流しておけばいい”と言われてしまって…。そんなある日、義母から連絡が来ました。“明日、ある人を連れて行く”と言うのです」高齢男性の正体「“ある人”というのは、義母の知り合いで、かつて小学校の校長先生を務めていた男性だそう。“職を退いたあとも教育機関に勤めていた偉い方だから、的確なアドバイスがもらえるだろう”と義母は言うのです。翌日、義両親とともにその男性がやってきたんですが、80代は超えているような高齢の方でした。息子の近くに寄り、話しかけるのですが、息子は怯えるばかり。仕方なく、私が傍で男性の話を聞きました。まず小学校の意義を説かれ、“同年代の友人と接することで人間形成がなされていく”と。そして私に対しては、“子どもに教育を受けさせるのは親の義務だ”と言い、叱責を受けました」エレベーターでの出会い「男性の言っていることは間違っていないと思いますが、息子に寄り添ってくれる様子はなく、時代遅れだと感じてしまいました。3人に帰ってもらってひと安心した途端に、どっと疲れが押し寄せてきましたね。私としては、息子の負担にならないように、ゆっくり様子を見ていきたかったのですが…。この一件を通して、正直焦りも生まれてきました。その数日後、マンションの1階でエレベーターを待っていると、ある女性に声をかけられました。“お子さん、不登校なんですか?”と尋ねられたんです」頼りになる先輩ママの存在「それは同じマンションに住む女性で、息子より少し年上の子どもを持つ、先輩ママの美代子さん(仮名)という方でした。そして、美代子さんの子どももまた、不登校を経験していたのです。話を聞いて、そういえば数年前、近くの公園で彼女が子どもと遊んでいる姿をよく見かけたのを思い出しました。美代子さんは、“よかったらうちに遊びに来ませんか?”と言ってくれて、早速息子を連れて伺いました。美代子さんの子どもは、息子の4つ上の男の子。どうなることかと思いましたが、息子はすぐに美代子さんの息子に懐いたのです。それから頻繁に遊びに行かせてもらうようになりました。息子が不登校になって1年近く経ち、今もまだ学校には行けていません。いまだに何が正解なのかわかりませんが、美代子さんたちのおかげで、息子にも良い兆しが見えてきています」“子どもの不登校で悩んだ妻の告白”をご紹介しました。同じ悩みを持つ人の存在は大きいですよね。どんな偉い人よりも、その言葉はすんなり耳に入ってくるはず。近くにそういう方がいたことは、大きな救いとなったことでしょう。©望菜 竹内/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月20日結婚して家族が増えれば、関わる人も増えてきます。すると、思いがけない問題が生じることも。特に、子どもに関しての問題はデリケートかもしれません。美樹さん(仮名・35歳)も、子どもの不登校をきっかけに、義実家との不和に発展していったのだそう。当時の状況を詳しく伺いました。息子の変化「結婚した翌年に、息子が誕生しました。多少ワガママではあるものの、大きな問題はなく元気に育ってくれて、小学校に入学後は新しい友だちもできて、楽しそうに学校に通っていたんです。その様子が変わったのが、1年生の夏休みが明けたころでした。朝、いつものように学校に送り出そうとすると、行きたくなさそうな素振りを見せるのです。そういう日もあるかと捉え、気分をあげるような言葉をかけて、その日は送り出しました。ところが、翌日も同じ反応を見せたんです。“学校で何かあったの?”と尋ねても、明確な答えがなくて…。どう対応すべきか困りました」友だちの引っ越しが引き金に「学校の先生に連絡をして様子を伝えたところ、学校での行動に問題はないとの返答でした。なので、とりあえず2~3日休ませてもらって様子を見ることにしたんです。そこで、1つ気付いたことが。近くに住んでいた、息子と仲のいい友だちが、最近引っ越してしまったんです。その友だちは幼稚園から一緒で、小学校でも同じクラス。1番の仲良しと言ってもいいほどでした。もしかしたら、そういった環境の変化が、息子の心理に微妙な影響を与えたのではないかと思いました」本格的な不登校がスタート「何日か休んだら元気になるだろう…と思っていましたが、息子はいっこうに学校に行こうとはしませんでした。そこで、再び学校に連絡し、しばらく休ませてもらいたいと伝えたんです。でもそこで、もう1つ問題が。私は仕事をしていたのですが、息子を家に一人にしておくわけにもいきません。数日は有休を使って休んでいましたが、延々と続けるわけにもいかないので、夫とも相談して仕事は辞める方向で話を進めることになりました。ネットでいろいろ調べてフリースクールなどに通わせようともしましたが、息子に提案すると拒まれてしまい、学習面においても私がフォローすることに。本格的に不登校の生活が始まり、私の不安も大きくなっていきました」義母からのプレッシャー「しばらくして、義母から“〇〇くん、学校に行ってないの?”という連絡が来ました。どうやら夫が義母に状況を伝えたようです。翌日、義母と義父が家にやってきました。二人は息子に対して、“学校で何かあったの?”と尋ねましたが、息子は困った表情を浮かべるだけ。義母は、“心配ね…”と難しい表情で言っていました。そこから義母は、3日おきくらいに訪ねてきては心配する様子を見せていたんですが、だんだん様子が変わってきて…。次第に“なんでこうなっちゃったのかしら”“もっと早く気づいてあげられなかったの?”と、私を非難するような発言をするようになったんです。義母の心配も当然ですが、頻繁に家に来られるようになると私自身の余裕もなくなって、どんどん気が滅入っていく日々がつらかったです」“子どもの不登校で悩んだ妻の告白”をご紹介しました。親としても不安が大きくなっていくなかで、義母からプレッシャーをかけられるのは辛いもの。義母には、妻を責めるのではなく、孫に寄り添うことを優先してもらいたいものですね。©まーとん/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月20日恋人のころは仲が良く、結婚してもその関係を維持できると思うかもしれません。ただ、結婚後は自分たち以外の人たちとの関わりも増えてきます。すると、思いがけないトラブルに見舞われることもあるようです。そこで、“夫婦関係が悪化した家庭内トラブル”について、経験者に話を聞きました。義母からのしつこい連絡「夫と交際していたころから、義母とは連絡を取り合っていました。結婚後もLINEなどでやり取りを続けていたんですが、日を追うごとに連絡が増えて……。丁寧に返してはいたんですが、忙しいときは1~2時間空いてしまうこともあります。すると、すかさず催促の連絡が。事情を伝えると、“1文くらい送る時間はあるでしょう”と厳しい指摘を受けます。夫に相談しても、まるで無関心。昔は夫のおおらかな性格が好きだったんですが、他人事のように接してくる今の態度に、腹が立って仕方ありません」チカ(仮名)/28歳夫の長所が、結婚後に短所に変わってしまったようです。義母からの干渉もまだ軽度なものかもしれませんが、これから発展していきそうな気配もあり、先が不安でしょう。親戚とのお墓トラブル「妻の実家のお墓が地方にあり、それを引っ越しすることになりました。妻には二人の兄がいて、手続きをいろいろしてくれていたようです。費用が300万円ほどかかったそう。すると、なぜかこちらに50万円の請求が…。兄妹ではありますが、こちらはそのお墓に入るわけではありません。これから子どもにもお金がかかってくるので、払わない方向で話を進めて欲しいと妻にお願いしたんです。すると後日、“兄が腹を立てている”と妻から言われました。“だから払っとけばよかったのに”と言う妻にすごくイラッとしてしまい、そこから関係が悪くなりました」タカシ(仮名)/34歳お墓に関する問題は費用もかかるものなので、大きなトラブルに発展しがち。親戚を巻き込むことにもなり、夫婦間の亀裂にもつながりかねません。ギャンブル好きによる金銭問題「結婚後、新たに貯蓄用の口座を1つ作り、毎月夫婦で入金していました。しばらくして通帳を覗く機会があり、見てビックリ。かなりの額が引き出されているのです。原因は、夫のギャンブルによるもの。夫はギャンブルが趣味で、結婚前は私も競馬場などに連れて行ってもらっていました。あくまで趣味程度のはずだったのに、いつの間にか使う金額が跳ね上がっていたようです…。一時は離婚の話まで出ました」マイ(仮名)/32歳自分の持っているお金だけで済まなくなってくるのは問題です。二人で貯めていたお金を勝手に使いこまれたら、それは夫婦の信頼関係に亀裂が入っても当然でしょう。義両親の熟年離婚「私たちが結婚して5年経ったころ、義両親に離婚の話が持ち上がりました。昔、義父が不倫をしていたのが原因のよう。そのとき義母は、“いつか絶対別れる”と思ったそうです。私はその話を聞いたとき、そういうこともあるのか……くらいに考えていました。でも、もし離婚したらどちらも一人にはできないということになり、親戚間で誰が身元を引き受けるかとの話に。夫は長男だけに有力候補。私は絶対に嫌だ…と思いつつも、それを口には出せていません。なんとか離婚を食い止めるよう、夫には伝えています」サトミ(仮名)/33歳自分の親や義両親が熟年離婚する可能性も珍しくありません。本人たちの問題で済めばいいですが、やはりどこかにこうしたしわ寄せがやってくるんですね。“夫婦関係が悪化した家庭内トラブル”をご紹介しました。いくら最初は夫婦の仲が良くても、周囲の問題の影響を受け、そこから関係が悪くなることもあります。いざトラブルが起きたときにどう対応するか、シミュレーションが必要かもしれませんね。©Studio Romantic/Adobe Stock ©fizkes/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月19日茉奈さん(仮名・29歳)は、結婚後に産休と育休を経て職場に復帰。その際、新人の男性社員の浅川さん(仮名)の育成担当になったそうです。時短勤務をしながら指導にあたるうちに、特別な感情が芽生え始めて…研修期間終了後に深い関係となってしまいました。その後、職場内不倫となってしまった二人の関係はどんな結末を迎えたのでしょうか。不倫後の職場の状況「浅川君と関係を持ってしまったあとも、引き続き仕事に加えて、家事や育児に追われる日々を送っていました。時間にも制限があったため、二人きりで会うことはなかなかできませんでした。職場でさりげなく目を合わせては、アイコンタクトを送る程度。ただ、連絡はマメに取っていたので、特別感や満足感はありました。彼も仕事に一生懸命取り組んでいて、成長していく様子を傍で見ることができました。お互いに充実感をおぼえ、生活にも張りを出ていると感じていましたが、そんな日々はあるとき急に幕を閉じることになります」夫から「この代償は必ず払ってもらう」と…「ある日、子どもを寝かしつけたあと、夫に“話がある”と言われました。そして、“不倫しているだろう”と単刀直入に告げられたのです。すべてを把握しているような様子だったので、これは抵抗しても無駄だと思い、不倫を認めました。離婚かな…と頭をよぎったんですが、“子どものために離婚はしない”と夫が言いました。ただ、“一生許さない”と。不倫相手である浅川君についてもすでに把握しているようで、私に対しても浅川君に対しても、“この代償は必ず払ってもらうから”と強い口調で言われました」上司に会議室に呼び出されて「私はともかく、浅川君に対しては何をしてくるのか心配でした。慰謝料の請求が考えられましたが、そのことについてなかなか浅川君に切り出せずにいました。すると数日後、職場で上司から呼び出しを受けたんです。会議室に入ると、すでに浅川君が座っていました。そこで上司から、“二人の関係について連絡があった”と言われました。誰からの情報とは明かされませんでしたが、夫からのリークであることは明白。だって、夫しか知り得ないことですから…。浅川君は青い顔をして、上司の言葉にただ頷くだけ。“近々処分がくだると思う”と言われ、その場はいったん解散となりました」息苦しさを抱える日々「数日後、辞令がくだされました。浅川君は地方の支社へ、私は同じ県内ではあるもののはずれの地域への配置換えとなりました。私の勤務地は、家から2時間もかかる場所です。小さい子どもがいながら通うにはあまりに厳しく、事実上のクビ宣告のようなもの。1か月ほど勤務しましたが、結局退社を選択しました。浅川君も、新たな支社に数か月間勤務したようですが、やはり退職したと聞きました。私が既婚者としてしっかり一線を引けていれば、彼の明るい未来を奪うこともなかったのでは…とも思ってしまいます。家庭においては、とりあえず離婚は免れたものの、子どもがいなければ夫とは会話もない状態。冷え切った夫婦仲への息苦しさを抱えながら、毎日を過ごしています」“育休後の時短勤務中に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。不倫の代償として、息苦しい家庭生活がこの先も続くようです。むしろ離婚できたほうが楽……と思ってしまうかもしれませんね。©UTS/Adobe Stock ©aijiro/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月13日結婚して出産し、子どもが生まれて幸せな家庭に恵まれているにもかかわらず、不倫に走ってしまう女性もいるようです。茉奈さん(仮名・29歳)もそのひとり。当時を振り返り、とても後悔していると言います。では、いったいどんな状況だったのでしょうか。ある新入社員の研修担当に「私は4年前に結婚し、しばらくして妊娠が分かり、産休と育休を経て職場に復帰しました。会社が育児に協力的だったこともあり、時短勤務を活用して働くことができたんです。その後、春になって新入社員がやってきました。新入社員には3か月の研修期間が設けられています。人手不足ということもあり、私も時短勤務ながら一人の新入社員の担当にあたることに。担当するのは、浅川君(仮名)という、体育会系出身の男性社員でした。浅川君は礼儀がしっかりしていて、挨拶も丁寧。元気があってやる気に溢れる彼に好感を持ち、力になってあげたいと思いました」新入社員との関係性「ただ、私は時短勤務だったので、彼よりも2~3時間早く退社することになります。なので、その分の指示を出してから帰るようにしていました。周囲の社員にも彼のフォローをお願いしていましたが、“もし困ったことがあったらすぐに連絡して”とも、彼には伝えていました。すると、意外と彼からよく連絡が来るのです。ほかの社員に聞けば分かるんじゃないかという、確認事項程度のものもありました。私も、家のことをしながら対応していたので、つい口調が厳しくなることもあり、反省する部分もありましたね」研修期間が終了「次第に、家にいても浅川君のことを気にかけるようになりました。大丈夫かな…と心配する時間が増えていったんです。今思えば、そうやって私のなかで彼の存在が大きくなっていったのだと思います。そして3か月が経ち、研修期間が終了。彼もひとり立ちすることになりました。すると浅川君が、“今までお世話になりました”と挨拶をしてくれました。さらに、“お礼にランチをご馳走させてください”と言うのです。ランチぐらいなら…という気持ちで、二人で職場近くにある、ちょっといいイタリアンのお店に入りました。パスタがおいしい店だったんですが、“うまい!”と上機嫌に食べている彼の様子が子どもっぽくもあり、可愛らしく感じましたね。食べ終わるころ、彼が肩を落としながら、“関わりがなくなるのが寂しい”と言うのです。私もなんとなく寂しく感じて、“いつでも連絡して”と応えました」打ち上げを兼ねて二人で飲みに出かけて「その後、特に彼からの連絡はなし。なんとなく、職場で彼の姿を目で追う日々が続きました。すると、どうにも気になって仕方なくなってきてしまい、私のほうから連絡を入れました。“最近どう?”と尋ねて、“近況を報告し合おう”と、飲みに誘ったのです。“研修期間の打ち上げ”という名目も加えると、彼からもOKの返事が届き、初めて二人きりでお酒を飲みに出かけることになりました。当日、私は時短勤務を終え、いったん帰宅。家の用事を済ませ、子どもの迎えを夫に頼み、待ち合わせのお店に向かいました。食事が始まると、彼がかなりのハイペースで飲むので、私もそれにつられてお酒の量が増えました。しばらくして、彼はまた“寂しい”と言い出したんです。私に対して、“気になって仕方がない”と…。その言葉に、“私も”と素直に応えてしまいました。そして一緒に店を出たあと、自然とホテルのほうに向かってしまったのです」“育休後の時短勤務中に不倫に堕ちた女性の告白”をご紹介しました。研修期間のあいだに、先輩後輩以上の感情が芽生え、深い関係となってしまったようです。いくら後輩を放っておけなかったとしても、異性として意識してしまう前に、しっかり線引きするべきだったでしょう。©polkadot/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月13日かつて不倫をしていたという人もいれば、今まさに不倫をしているという人もいるかもしれません。なかには、すでにパートナーにバレそうな状況を迎えている人も。今回はそんな、“今にもバレそうな現在進行形の不倫”について、女性たちに状況を語ってもらいました。夫を不倫相手の名前で呼んでしまった「私はたまに一人で飲みに行くんですが、あるバーで知り合った若い店員さんと親しくなり、いい関係になりました。ある日の休日も、夫と二人で部屋でダラダラしているときに、私は不倫相手の彼とLINEをしていたんですね。そしたら、夫に声をかけるときに間違えて、彼の名前である“カイくん”と呼びかけてしまいました。ちゃんと聞こえなかったのか、夫が不思議そうな顔でこっちを見たので、私は慌てて背中を掻いて、“ああ、痒い……”とごまかしましたが、怪しまれていると思います」マキ(仮名)/33歳名前を呼び間違えるというのは、パターンとしてはありがちかもしれません。そういった綻びが発端となり、破滅へと向かっていくのでしょう。スマホを忘れてGPSで探したら…「私の不倫相手は独身なので、彼の家へたまに遊びに行きます。あるとき彼の家から戻ってくると、手元にスマホがありませんでした。帰りのタクシーに忘れたと思いましたが、タクシー会社が分からず連絡できなくて…。夫にそれを伝えると、“GPSで分かるかも”と言われたので、探してもらいました。結局スマホは見つかりましたが、場所は明らかに彼のマンションを示していたので、必死でごまかしました」エイミ(仮名)/30歳スマホをなくしたときは、場所がどこかハッキリと分からない場合もありますよね。こういった状況から、不倫が発覚するケースもあるようです。夫に尾行されている「友人が企画したパーティに参加したときに知り合った男性と、不倫関係になりました。相手も既婚者で、土日のどちらかで会うことが多かったんです。ある日、夫には“友だちと飲みに行ってくる”と言って家を出て、駅に着いてなんとなく辺りを見回したとき、怪しい人影が…。雰囲気を見てすぐに夫だと分かったので、慌てて方向転換しました。その日は“友だちにドタキャンされた”と家に帰りましたが、翌週も同じように尾行をされました。おかげで、不倫相手とはしばらく会えていません」サチ(仮名)/31歳夫にはすでにかなり怪しまれているようです。実際に不倫相手と会えていないわけですから、ある意味では尾行は成功していると言えるかもしれません。上司のSNSに友だち申請「私は職場の上司と半年ぐらい不倫をしています。仕事終わりに二人で食事をしてホテルに行くような感じなんですが、細心の注意は払っているつもりです。夫には、怪しい素振りをまったく見せていないと思っていたんですが…。あるとき、不倫相手の上司から、“こんなの来たんだけど”とスマホを見せられました。なんと上司のSNSに、夫から友だち申請が届いていたのです。二人にはまったくつながりがないので驚きでした。もしかしたら、上司といるところを目撃されたか、LINEを覗かれたのかもしれません」(仮名)/30歳夫は不倫相手を特定して申請してきたのか、怪しいと思う相手数名に申請したのか…。なんにせよ不倫を怪しまれている可能性が高く、バレる寸前の状態なのでしょう。“妻が今にもバレそうな現在進行形の不倫”をご紹介しました。自分ではバレていないつもりでも、夫側はすでに何かを察し、行動に移っている場合もあります。バレていると少しでも感じているのであれば、一刻も早く罪を償うために何か策を講じるべきかもしれません。©kapinon/Adobe Stock ©kapinon/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月07日出産を機に仕事を辞めた明世さん(仮名・35歳)は、子どもが保育園に預けられる年齢になって、新しく事務の仕事を始めたそうです。そこで出会った、年下の上司・永瀬さん(仮名)に対して好感を持っていたところ、同じく永瀬さんのことを「推し」だと言う同僚の優美さん(仮名)と仲良くなり、普段から永瀬さんの話題で盛り上がるようになります。そんなある日、永瀬さんから食事に誘われ、流されるまま不倫関係に…。その後どうなっていったのか詳しく伺いました。同僚に後ろめたさを感じる日々「永瀬さんとは、職場では今まで通り上司と部下という立場で接していましたが、1~2週に1回くらいの頻度で食事をして、ホテルに行くような関係になりました。同僚の優美さんからは、相変わらず永瀬さんについての話題を振られるんですが、私としてはちょっとだけ後ろめたい気分でしたね。今まで一緒になって盛り上がっていたのに、愛想笑いだけで返してしまうことも増えて…。対応が素っ気なくなってしまい、申し訳ない気持ちもありました。すると、あるときから急に、優美さんの私に対する態度が冷たくなったのです」知らない人のSNSに息子の写真が…「私が優美さんに話しかけても、聞こえないふりをするんです。もう一度声をかけると反応してくれます、最初は必ず無視をされました。明らかに違和感を覚えるようになった日から数日後、家に妹が遊びに来ました。そこで妹がスマホを取り出し、『こんなの出てきたんだけど』と画面を見せてきたんです。それは誰かのSNSのアカウントの投稿で、画面には子どもの写真が表示されていました。モザイクはかけられていましたが、それはどう見ても私の息子。書き込みには、“不倫をしている同僚の息子”とありました。遡って見てみると、ほかにも“上司と不倫している同僚がいる”“家庭があるのにほかの男性と遊んでいるヤバい人”などの投稿がありました」SNSに投稿した人物の正体「SNSへの投稿が誰のものなのか、私はすぐに分かりました。最近のおかしな態度から察するに、投稿主は優美さんです。優美さんが裏アカを作って投稿しているに違いないと思いました。このままではマズいと思い、とりあえず優美さんに連絡。二人で会って話がしたいと伝えると、その日のうちに会う約束が取れました。カフェで待ち合わせて、SNSの件を切り出すと、優美さんは自分のものだと認めました。あるとき、私と永瀬さんが一緒に歩いている姿を見て、これまでの私の反応などから関係を察したとのこと。私もここまでの経緯を正直に伝えました」同僚の主張する“推し”のルール「私は、『さすがに子どもの写真をSNSに載せるのは違うのでは…』と訴えました 。すると優美さんから、『先にルール違反をしたのはそっちでしょう』と返されました。不倫がどうというより、“推し”に対するルールを破ってしまったことに怒っているようでした。優美さんから、『本当は会社に伝えるつもりだったけど、それは永瀬さんに迷惑がかかるからしない』と泣きながら言われました。私は『仕事はやめる』と伝え、『永瀬さんとももう会わない』と約束。しばらくして、SNSの投稿が削除されたのでホッとしましたね。永瀬さんに対しては、優美さんの件に関しては触れず、『事情があって仕事を辞めるから関係を終わりにしたい』と伝えました。永瀬さんには引き留められましたし、仕事を辞めても関係は続けたいとも言われましたが、断りました。職場では今もきっと、優美さんは変わらず永瀬さんのことを見守っているのかもしれません…」“年下上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。不倫関係になることを誘った男性にも十分に責任があるはずですが、同僚にとっては明世さんを許せない気持ちが大きかったようです。何にせよ、社内不倫で職場に迷惑をかけることはやめてもらいたいものです。©2venus2/Adobe Stock ©fizkes/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月06日結婚や出産で一度仕事を辞めたあと、しばらくして再び働き始める女性も多いと思います。そんなとき、新たな職場で出会いに恵まれることもあるようです。明世さん(仮名・35歳)も、仕事復帰のために入社した会社での出会いから、思いがけず不倫に堕ちてしまったそう…。当時の状況を詳しくお聞きしました。職場での出会い「私は30歳のときに結婚しました。その後、子どもが生まれたことがきっかけで仕事をいったん辞め、育児に専念することに。やがて子どもが保育園に預けられる年齢になったので、また仕事を始めようと思ったんです。いろいろ探して、ある会社の事務職に採用されて働き始めました。残業も少なく、子育てしやすい環境です。そこで、ひとつ年下の男性上司である永瀬さん(仮名)と出会いました。永瀬さんは年齢よりもさらに若く見えて、可愛らしい顔立ちをしたイケメン。話しかけやすくもあり、好感を持ちました」上司を“推し”として見るように「あるとき、同僚の女性社員の優美さん(仮名)と一緒にランチへ行ったんです。そこで永瀬さんの話題になり、何気なく『可愛い』と発言すると、優美さんものってきました。さらに彼女は、『永瀬さん、私の“推し”なの』と言います。優美さんは既婚者ですが、3年前に転職をしてきたときに永瀬さんと出会い、そこから密かに推していたそう。永瀬さんの話題が盛り上がったことから、優美さんとは急激に親しくなりました。二人になったときには、よく永瀬さんについて話をするように。『ネクタイが可愛い』とか、『あの言動が面白かった』とか、密かに言い合って共感していましたね。学生の頃によくある、人気の男子生徒のうわさ話をするような感覚で楽しかったんです」息子のイタズラをきっかけに急接近「しばらくして職場の飲み会がありました。宴もたけなわとなったころ、私と優美さんはそれぞれ永瀬さんの隣に座りました。そこでプライベートな話が始まり、永瀬さんに彼女がいることが発覚。長く付き合っていて、結婚も視野に入れているとのことでした。そのまま会話の流れで、永瀬さんとLINEを交換することに。優美さんはすでにLINEを知っていたようなので、私だけ交換しました。とはいえ、LINEは交換したものの、連絡をすることはないだろうと思っていました。ところが翌日です。その日は休日で、息子と部屋で過ごしていました。私が家事をしていると、息子が私のスマホを触っていたんです。イタズラしていると思って取りあげたらLINEが開かれていて、なんと永瀬さんにスタンプを送っていました。慌てて削除をしましたが間に合わなかったようで、数時間後に永瀬さんからスタンプの返信が。その一件から1週間ほどしたころ、なんと永瀬さんから食事の誘いの連絡がきたのです」「ホワイトデーには早いけど」と誘いが…「食事の誘いには理由がありました。『いつもお世話になっているから』と、バレンタインデーのときにチョコをあげたので、そのお礼だったようです。『ホワイトデーには少し早いけど、食事でもどうですか?』といった内容でした。単なるお礼とはわかっていますが、ドキドキはしますよね。優美さんにも連絡が来ているのかな…と思ったんですが、優美さんの様子からしてそれはなさそう。私は密かにOKをして、永瀬さんと二人で出かけることになりました。場所は、オシャレな和風の居酒屋。料理がおいしかったですし、何より会話が弾んだことがうれしかったです。2時間ほど過ごしたあと、『もう1軒どうですか?』と誘われました。そしてお店を出てから、あてもなくプラプラと歩いて20分くらい経ったころに、『どこかで休みますか?』と聞かれて…。そのまま私たちはホテルへ行き、一線を越えてしまいました」“年下上司と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。息子のイタズラという些細なきっかけが、二人の関係を進展させてしまったようです。事故と言えるかもしれませんが、間違いを起こさないように気持ちを食い止めることはできたはずです。©polkadot/Adobe Stock ©japolia/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年03月06日不倫に走るパターンはいろいろあるでしょう。なかにはちょっと変わったシチュエーションで、あり得ないと思われる相手と不倫関係に堕ちてしまった女性もいるようです。今回はそんな、“後悔している不適切な不倫相手”というテーマで、女性たちに体験談を語ってもらいました。親友の夫と…「高校時代から付き合いのある親友が結婚しました。相手の男性を紹介してもらいましたが、彼は年下で、昔はかなり遊んでいたタイプのよう。妊娠がきっかけで結婚することになったそうです。私は二人の子どもと遊んだりするために、よく家を訪ねることがありました。子どもが眠ったあと、3人で食事をすることも多かったですね。親友はお酒が飲めないので、親友の夫と私の二人でよくお酒を飲んでいました。あるとき、親友が寝ている子どもの様子を見に行った際に、酔った勢いで親友の夫とキスをしてしまったんです。一度してしまってからは、二人きりになると毎回キスをする流れができてしまいました…。今はキスまでですが、もしそれ以上を求められたら断れる自信はありません」アカリ(仮名)/26歳これは時間の問題かもしれません。親友の家庭を自分の手で壊す前に、今のうちに距離を置くべきではないでしょうか。息子の通う幼稚園の先生と…「息子が幼稚園に通い始め、送り迎えをするように。担当の先生と顔を合わせるんですが、若くてイケメンだったので、周りのママ友からも人気がありました。ある日、私がスーパーで買い物をしているとき、偶然その先生と会ったんです。どうやら家が近かったらしく、流れでLINEを交換することになりました。それからは、ご近所ということもあって誘いやすく、“お茶でもしませんか?”“食事でもいかがですか?”と出かける約束をしました。二人で出かけた際に、自然な流れで関係を持ちましたね。しばらくは不倫状態が続きましたが、息子の卒園と同時に関係も終わりました」メグ(仮名)/32歳子どもを巻き込んだ不倫は、相応のリスクを背負うことになるでしょう。同じ過ちを繰り返さないことを祈ります。夫の上司と…「夫の上司がとても面倒見のいい人で、妻が料理研究家ということもあり、夫と一緒にホームパーティへ招かれることがありました。上司はすごく熱い性格で、会社の仲間はファミリーだというような人。自分の夢などを食事しながら語るんですが、その姿に好感を持ちました。あるとき、夫の仕事のことで相談があり、個人的に連絡をしたのです。二人で会うことになったんですが、上司から“好意を持っています”と告白されました。後日、その告白を受け入れて、不倫関係に……。今も密かに関係を続けており、どうすればいいかわからない状態が続いています」ウミカ(仮名)/31歳個人的に連絡を取ってしまった時点でアウトでしょう。当然、責任はお互いにあると言えます。ペットショップの店長と…「結婚してペット可のマンションに引っ越しました。犬を飼い始めたくて近所のペットショップに足しげく通ううちに、そこの店長の男性と親しくなったんです。ワンちゃんをお迎えしてからは、店長と休みを合わせてドッグカフェやドッグランに出かけるように。車で送ってもらったりしているうちに、関係はどんどん親密になっていきました。そのうちペット抜きでも会うようになり、今は不倫相手として関係を続けています」ユイ(仮名)/30歳ペットがきっかけで不倫をしているとは、夫も気付きづらいかもしれません。可愛がっているペットを利用した、非常に悪質な行動でしょう。“妻が後悔している不適切な不倫相手”をご紹介しました。意外な相手と不倫をしていたというパターンもあるということは、自分でも思ってもいない相手と不倫に堕ちる可能性もあるということ。相手がどんな相手であっても、不倫になり得る人と二人で会うようなことは避けるべきでしょう。©kapinon/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月29日期せずして不倫関係に陥ってしまうこともあるかもしれません。その際、少なからず葛藤を抱えるはず。果たして、当事者はどんなことに頭を悩ませるのでしょうか。今回は、“不倫に堕ちる前の究極の選択”について、不倫経験のある女性たちに話を伺いました。「子ども」か「気になる彼」か「結婚して2年目のころ、夫から“そろそろ子どもが欲しい”と言われました。でも、実はほかに気になっている男性がいたので、子どもの話は保留にしていたんです。やがて、気になっている彼と深い関係に。それから半年ほどして不倫関係が夫に知られてしまい、結局離婚することになりました。もし不倫相手を選ばず、夫と子どもをもつ選択をしていたら、人生はだいぶ変わっていたんじゃないかと思います」レナ(仮名)/30歳当時子どもがいたのなら、不倫することもなく、離婚することにもならなかったのでしょうか。物事がそんなに都合よく進むのかはわかりませんが、不倫の道を選ぶよりは幸せに暮らせていたかもしれません。「安定」か「スリル」か「私の夫はとても優しくて、なんでも受け入れてくれる人。そういうところが好きになって結婚しましたが、だんだん慣れが生じてきて、スリルを求めるようになってしまったんです。あるとき、飲みに行った場所で知り合った若い男性と親しくなりました。夫のことは愛していますが、ちょっと遊びたい気持ちもあり、関係を持ってしまいました。ですが、しばらく関係を続けるうちに夫に気付かれてしまって…。泣いている夫の姿を見て、私は本当に後悔し、必死に謝ってなんとか許してもらいました。もうあんなことは絶対しないと心に誓っています」アヤ(仮名)/33歳安定にマンネリを感じ、刺激を求めてしまったんですね。関係が改善されたのは良かったかもしれませんが、果たしてこれから先も、その関係を維持できるのでしょうか…。「仕事」か「恋愛」か「前の職場で、上司のことを好きになってしまいました。私は独身でしたが、上司は既婚者。もし付き合えば職場不倫なので、周りに知られたら大変な状況になるのはわかっています。それでも気持ちが抑えられなくなり、二人で飲みに行った際に私のほうから“好きです”と告白しました。上司も受け入れてくれて、不倫関係に…。でも、そんな関係も長くは続かず、上司の妻に関係がバレました。職場にも報告されてしまい、結果的に上司は異動、私は退職。いろんな人に迷惑をかけて申し訳ないと思っています」アイ(仮名)/29歳職場不倫はリスクが大きいですし、厳しいペナルティを課せられることもあります。発覚すれば関係が終わるだけでなく、職を失う可能性も十分にあるでしょう。「古い友人」か「新しい彼」か「私は数年前に結婚しましたが、夫との関係は冷めつつありました。そんなときにタイプの男性と出会い、彼と親しくなりたいと思うようになったんです。そこで、中学から親しくしている女友だちと会った際に、“好きな男性がいる”と相談をしてみました。彼女は厳しい顔をして、“家庭を壊すようなことをすべきじゃない”と言いました。私はもっと話を聞いてほしかったのに、ただ突っぱねられたことに腹が立ってしまって…。一方的に“もういい”と言って、連絡を絶ってしまったんです。その後、男性とは不倫関係になりましたが、長くは続かず。結果的には夫にバレて離婚することになりました。あのとき、もっとちゃんと友人の言葉を聞いておけばよかったです」マミ(仮名)/31歳男性にのめり込み、友人のアドバイスを受け入れることができなかったというエピソード。家庭を壊しただけでなく、大事な友人さえも失う結果となったわけです。“女性が後悔している不倫に堕ちる前の究極の選択”をご紹介しました。不倫に堕ちる前、やはりいろんな葛藤があるようです。どうしてそこで思いとどまることができなかったのか……。後悔しても、あとの祭りでしょう。©Peak River/Adobe Stock ©beeboys/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月22日久実さん(仮名・34歳)は、子どもが保育園に入ったあたりにようやく時間に余裕が持てるようになり、友人たちとあるバーに出かけたそう。そこで出会ったのが、画家兼、中学校で美術講師をしている誠也さん(仮名・27歳)。芸術的センスのある男性に惹かれやすい久実さんは、彼の自宅兼アトリエを訪れた際、不倫関係に堕ちてしまったといいます。その後、関係はいったいどうなっていったのでしょうか……。アトリエでの密会「誠也さんとアトリエで関係を持って以来、不倫状態が続きました。私は以前から、芸術家との恋愛に憧れを抱いていたところがあり、完全に彼にハマってしまったんです。誠也さんは、週に3~4日ほど中学校で講師の仕事をしていました。私は子どもを保育園に預けたあと、彼の空いている時間に合わせてアトリエに通うように。でも、そんな関係が1か月ほど続いたころ、彼から“作業に集中したい”と言われてしまったのです」別れを告げられたように感じて…「なんでも、コンクールが間近に迫っていたようで、“出品するための作品づくりに集中したい”とのことでした。私はその言葉が、別れをほのめかされているように感じて焦ってしまって。そこで余計に、私のなかの彼を思う気持ちに火が着いてしまった気がします。その結果、“少しの時間会えればいいから”とお願いして、たった30分でもアトリエに行って一緒に過ごす時間を作るようになりました。さらには、彼の勤めている中学校の周りを、意味もなくウロウロしてしまったことも……。そのころから、夫に違和感を与えるような行動を取り始めていたのだと思います」アトリエに突撃した夫「ある休日、どうしても誠也さんに会いたくなってしまった私は、夫に子どもを見ているように頼んで出かけたんです。夫には、“買いものに行ってくる”と伝えていました。家を出た私は、もちろん誠也さんのアトリエに直行。束の間の穏やかなひとときを過ごしていました。すると、15分ほどしてインターホンが鳴ったのです。今まで来客などなかったので、変だなとは思いました。さらに、玄関に向かった誠也さんが訪問者と何か言い合っているようだったので、聞き耳を立ててみると……なんと相手は夫でした。夫は、以前から私の行動を不審に思っており、子どもを親に預けて私のあとをつけてきたそうです」夫がスケッチを破り捨てて…「部屋のなかに強引に入ってきた夫は、怒っているというよりは呆れている様子で、部屋のなかを見回しました。そこにあったのは、彼が私を描いてくれたデッサン。スケッチブックに描いてくれたものを、私がそのページを開いて、壁際に立てかけておいたものでした。夫はそれを見て、“ふざけんなよ”と呟き、紙を引き千切って破り捨てました。そして、“帰るぞ”と私の腕を取り、そのまま自宅へ。家で問い詰められた私は、これまでの経緯を伝えました。彼が中学校の講師をしていると知った夫は、“報告する”と言い出してしまって。私はそれを止めたんですが、学校に電話を入れられ、不倫の事実を告げられてしまいました。おそらくそれが原因となり、彼は退職。そして、夫から慰謝料も請求されてどうにもいかなくなった彼は、実家に戻ることになってしまったのです。それ以来、彼との連絡も途絶えてしまいました。結果的に私は、彼の職も、夢も奪ってしまったのです。せめて、絵は描き続けていて欲しいのですが……。私は一応離婚は免れましたが、息苦しい毎日を過ごしています」“中学美術講師と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。不倫は、お互いの夢や将来を壊すことにもなりかねません。既婚者であることがわかっていた以上、当然相手にも責任はありますが、後悔してももう手遅れ。責任を取れるはずもなく、罪を背負って生きていくしかないのでしょう。©milatas/Adobe Stock ©ei907/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月21日スポーツや芸術など、何か能力に秀でた人に惹かれることは多いかもしれません。久実さん(仮名・34歳)もかつて、若手画家の男性に惹かれ、不倫に堕ちてしまったそう。当時どんな状況だったのか、詳しく話を聞きました。育児の合間に、友人たちと食事「夫とは友人の紹介で出会い、1年の交際を経て6年前に結婚しました。その後、私は出産を機に仕事を辞め、育児に専念するように。何かと忙しい日々を過ごしていましたが、やがて子どもが保育園に預けられる年齢になり、少し時間に余裕が持てるようになりました。友人たちとも会えるようになったある日、何人かで集まって食事をしたんです。そのあと、近くにあったバーに立ち寄ったのですが、私はそこでひとつの出会いを果たしたのです」若手画家との出会い「私たちはテーブル席で飲んでいたのですが、カウンター席の隅で一人で飲んでいる男性の存在に気付きました。私よりも年下のようでしたが、どこか物憂げで、アンニュイな雰囲気を醸し出していて、なんとなく気になったんです。お酒も入り酔いも回り始めたころ、私はトイレに立ったタイミングでその男性に会釈をしました。すると向こうも会釈を返してくれたので、少し隣の席に座り、話をすることに。彼の名は、誠也さん(仮名)。美大出身の27歳で、職業は画家。ただ、絵だけでは食べていけないので、中学校で美術講師もしているとのことでした」ササッと描いてくれた絵に惹かれて「私も絵を見るのが好きで、昔は美術展などによく出かけていたと伝えました。好きな画家の名前などを挙げると話も盛り上がって、嬉しかったですね。そんな中、誠也さんがカウンターに置いてあったコースターを手に取り、ペンを出して裏側に何か絵を描き始めたんです。ササッと1分ほどの時間で描いてくれたのは、私の絵。手が込んだものではありませんでしたが、美しい線で描かれた絵を見て、キュンとしてしまいました。私は昔から芸術的センスのある人に惹かれてしまうところがあり、今回も完全にそのパターン。自分から連絡先を聞き出し、LINEでやり取りするようになりました」アトリエのソファで…「私が既婚者ということもあって警戒しているのか、誠也さんのほうから誘ってくるようなことはありませんでした。そんなある日、興味のある美術展があったので、私のほうから声をかけてみたんです。一緒に行こうという話になり、久しぶりに誠也さんと会うことができました。さらに、帰りに食事をしたときに“絵を見てみたい”とお願いしてみたところ、“アトリエに来ますか?”と誘ってもらえたんです。まだ時間も遅くはなかったので、せっかくだからと伺わせてもらいました。着いた先は、自宅兼アトリエのアパート。画材道具の独特なニオイが漂う、荷物の多い狭い部屋でした。大きめのソファがひとつあり、誠也さんはほぼそこで生活しているとのこと。そのソファに座りながら、絵を見せてもらいました。感想を交わし合っているうちに、次第に自然とカラダを寄せ合うようになって……。そのまま私たちは関係を持ってしまったんです」“若手画家と不倫に堕ちた妻の告白”をご紹介しました。自分にはないものを持っている人に惹かれることがあります。特別な感情を抱いてしまうのも理解できなくはありません。しかし、趣味の共有までで、終わらせるべきだったでしょう。©Gherasim/Adobe Stock ©cherryandbees/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月21日若い頃に恋愛にのめり込む経験をしたことがあっても、結婚してからは生活が落ち着き、恋愛に振り回されることは少なくなるかもしれません。しかし、結婚していながらも新たな恋にのめり込んでしまい、とても厄介な事態になる人もいるようです。そこで今回は、“アラフォー女性の不倫の告白”をご紹介します。夫よりも付き合いの長い不倫相手「まだ夫と結婚する前に、同時並行で付き合っていた彼がいました。別れたりヨリを戻したりを繰り返すうちに、今の夫と結婚することになったので、同時並行していた彼とは決別したんです。でも結婚して2年ほど経った頃、なんとなく連絡を取り合ううちにまた関係が復活。出産を機に別れたものの、子どもが保育園に通い始める頃には、再び会うようになってしまいました。その頃は相手も結婚をしていたのでW不倫の状態です。相手との関係は現在も継続中で、これから先もズルズルと関係が続いていきそうな予感がします」サヤ(仮名)/38歳結婚、出産といった大きな節目を迎えても、完全に別れることができなかったようです。この先の展開としては、夫にバレるという状況でしか別れられない気もします。お金に余裕があるだけに…「私は大学卒業後、大手企業に就職しました。結婚・出産を機にいったんは仕事から離れましたが、今は復帰していて、蓄えがしっかりあります。夫とも財布は別々なので、お金はある程度自由に使えるんです。子どもが中学生になると、育児が少し落ち着いて時間にも余裕が生まれ、友人たちと出かける機会が増えました。すると、その先で男性といい出会いをすることもあります。偶然にも知り合う男性は年下ばかり。お金は出してあげられるので、懐いてくれる男性は多いです。旅行なども、1泊2日くらいであれば、問題なく連れて行ってあげられます。夫との関係はもう冷めているので、そうやって年下男性と不倫を繰り返すことで心の隙間を埋めています」ヨウコ(仮名)/41歳金銭的に余裕のある女性は、若い不倫男性にとっては魅力に映るのかもしれません。しかし、夫との関係が冷めているとはいえ、不倫をしていい理由にはなりませんよね。ママ友の集まりは不倫の話題ばかり「私は結婚6年目で、小学生の子どもがいますが、職場で知り合ったひとつ年下の男性と不倫をしています。週に1回ほど、仕事終わりにホテルへ行くような関係です。子どもが通っていた幼稚園のママ友と今でも集まることがあるんですが、そこで交わされるのは、そんな不倫の話題ばかり…。ママ友のなかには、複数の男性と付き合っている人もいれば、一夜限りの付き合いを繰り返している人もいます。そういった話を、みんな包み隠さず楽しそうに話すんです。だから、私なんてまだ可愛いほうと思ってしまい、不倫に対する感覚が麻痺してしまっていると感じます」ミナミ(仮名)/38歳不倫をするキッカケは、周囲の影響などもあるのでしょう。そういった仲間に囲まれているうちは、抜け出せそうもありません。いつか、すべてが崩壊しそうです。“アラフォー女性の不倫の告白”をご紹介しました。時間や金銭面で余裕が出てくると、ある意味で不倫しやすい状況にもなるのでしょう。しかし、発覚すれば一巻の終わり。家庭崩壊を招きたくなければ、行動に移すべきではないですよね。©Pixel-Shot/Adobe Stock ©Peak River/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月19日麻友さん(仮名・31歳)は、仕事関係で知り合った隆之さん(仮名)と不倫関係に。のちに隆之さんが離婚して、二人は再婚しました。やがて義母との同居暮らしが始まりますが、義母は「孫(前妻との子ども)に会いたい」「息子の戸籍を汚された」などと、麻友さんを責めるようになったそうです。義母との関係悪化に耐えかねた麻友さんはお酒に溺れ、ある日飲みすぎによって救急車で運ばれてしまいました。その後、家族はどんな展開をたどったのでしょうか…。リビングから聞こえた話し声「私は、お酒の飲みすぎで倒れて以降、家のことを何もやらなくなりました。夫にも義母にも冷たくされて、もう家庭のために努力する気持ちが一切なくなってしまったんです。家事はすべて義母にまかせっきり。そのころはもう義母も諦めたのか、私を責めることはなくなっていました。しかし、私の生活習慣は改善されず、毎日のように飲み歩いて深夜に帰宅するという荒んだ生活が続いていました。そんなある日のこと。私は前日に飲みすぎてしまい、二日酔いで昼過ぎまで寝室で寝ていたんですね。ふと目を覚ましてぼーっとしていると、リビングのほうからコソコソと話し声が聞こえてきました」夫の電話の相手は…「義母は出かけて留守にしているようで、どうやら隆之さんが電話で誰かと話をしているようでした。私はなんとなく隆之さんの会話に耳を傾けていたのですが、会話を聞くうちに、電話の相手が女性であることが伝わってきました。会話の内容までは聞こえませんでしたが、ときおり甘く囁くような声を出すのです。ただならぬ関係に違いないと思って、私はふっと起き上がり、リビングに顔を出しました。すると、隆之さんは私を見た途端に電話を切り、スマホを脇に隠しました」夫の不倫が確定「私が電話の相手は誰かと尋ねても、隆之さんはとぼけるばかり。そこで、“電話してみるからスマホを貸して”と言うと、もう言い逃れはできないと思ったのか、グッと押し黙りました。そして突然、“お前が悪いんだ”と、私の質問は無視していきなり私を責め始めたんです。隆之さんの様子から、不倫の疑惑は確定的になりました。隆之さんは私が酒に溺れていることを咎め、“お前とじゃまともな生活ができない”と責めてきたのですが、私も黙っているわけにはいきません。私は、“そもそもお義母さんがこの家に来てから、家の中がおかしくなった”と言い返しました。そんな罵り合いが始まったタイミングで、義母が出先から戻ってきたのです」完全なる家庭崩壊「義母が“やめなさい!”と仲裁に入りましたが、罵り合いは止まらず。お互いに批判をし合っていると、“いい加減にして!”と義母が絶叫しました。すると、義母がフラッとよろけて、その場にしゃがみ込んでしまい…。そこで、私たちはようやく我に返りました。義母に駆け寄ると、青い顔をしてうずくまっていました。すぐに救急車を呼んで病院に向かいましたが、幸いにも大したことはなく、貧血によるものだと診断されました。この一件は義姉の耳に入って、見かねた義姉が義母を引き取ることに。後日、義姉が迎えにやってきたのですが、去っていく義母は完全に大人しくなり、背中を丸めて小さくなっていました。一気に老け込んでしまったように見えて、悪いことをしてしまったと後悔しました。義姉からは、“生活を立て直しなさい”と言われましたが、私は酒に逃げ、隆之さんは不倫に逃げていて、状況の改善は不可能な状態です。しばらくして離婚となり、完全なる家族の崩壊という最後を迎えました…」“略奪婚後に義母と同居を始めた妻の告白”をご紹介しました。略奪後の結婚は、最悪な形で幕を閉じたようです。一つの家庭を壊しておきながら、自分が幸せになろうというのは虫がいい話。もしかしたら、略奪婚をしたときから最悪のシナリオは始まっていたのかもしれません。©yamasan/Adobe Stock ©one/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月14日好きになった相手が既婚者という場合もあるかもしれません。不倫関係になり、その後に相手が離婚して一緒になるケースもあるでしょう。麻友さん(仮名・31歳)もかつて不倫を経験し、その相手と結婚をしましたが、幸せにはなれなかったそう…。当時どんな状況だったのか、話を伺いました。不倫関係のスタート「私は仕事がきっかけで知り合った隆之さん(仮名)と不倫関係になりました。彼は職場の取引相手で、何度か顔を合わせるうちに二人で食事をすることになったんです。彼は既婚者で子どもがいることは知っていましたが、どこか色気があって、徐々に惹かれていきました。食事に誘われた時点で、何かあるかもしれないと予感をしていて、正直それでもいいなと思っていたんです。結局、不倫関係がスタート。“夫婦関係は冷めきっている”“離婚するつもりだから”という隆之さんの言葉を信じて、不倫関係を続けました。時間はかかりましたが、1年ほどして隆之さんは離婚し、その半年後に私と再婚しました」義母と同居することに「子どもは元妻が引き取ることになり、二人きりの生活が始まりました。ようやく制限もなくなって、それなりに幸せな生活が続きましたね。そして2年ほど経ったころ、義父が亡くなったことで義母が一人の状態に。隆之さんには姉がいましたが、すでに結婚していて小さな子どもが二人いるうえ、共働きということもあり、受け入れる余裕がないとのこと。そこで、施設への入居も考慮しつつ、ひとまずうちで預かるという条件で、義母が私たちの家に来ることになったんです。義母が家にやってきてから、最初のうちはいろいろとサポートしてくれて助かっていたんですが…」ついに不満が爆発「それまで我が家では、掃除や洗濯を数日おきにまとめてすることが多かったんです。しかし義母が当てつけのように、私の目の前で掃除をするようになりました。ほかにも、私が料理をしているときに、手伝うでもなくわざわざ横で作業をし始めたりして…。私の家事へのスタンスに不満を示すような行動をとり始めたんです。そのうち、“〇〇ちゃんは元気かしら”と、元妻の子どもの名前を出すようになりました。“〇〇ちゃんに会いたい”“風邪ひいてないかしら”と頻繁に言うのです。私もイライラしてしまい、“何か不満があるなら直接言ってください”と伝えたところ、義母の発言がエスカレート。“生活を壊された”“息子の戸籍を汚された”とまで言われるようになったんです。隆之さんにそれを伝えても、“もう少しの辛抱だから”と言うだけ。私も不満が爆発して、もう義母と顔を合わせたくないと思いました」救急車で運ばれて…「それまで、私はさほどお酒を飲む習慣はありませんでした。ただ、義母との問題が起こってからは家に帰りたくなくなり、ある日の仕事帰りにバーに立ち寄ったんです。バーのマスターがとても話しやすい人で、いろいろ不満を聞いてくれました。何度か通ううちに、常連客とも親しくなりました。最初のうちは週に1回でしたが、週2~3回のペースで行くように。深夜まで飲み、義母が寝ている時間に帰ることが続きました。ですが、もともとお酒は強くないこともあり、ある日飲みすぎて倒れてしまったんです。救急車で運ばれたらしく、目覚めると病院のベッドの上。傍らには隆之さんがいました。もちろんお酒を飲み過ぎた自分が悪いのだとわかっていましたが、開口一番に“何やってんだよ”と吐き捨てるように言われて…。私のストレスや不満は、彼にまったく伝わっていなかったのだと思いました。略奪婚でさえなければ、夫とも義母とも、良好な関係を築けていたのかと思うと、後悔してもしきれません」“略奪婚後に義母と同居を始めた妻の告白”をご紹介しました。義母との同居をきっかけに、夫婦間の信頼関係が崩れてしまったようです。しかし前妻から彼を奪い、一つの家庭を壊したのは確か。安易な略奪婚により後悔する人は多いでしょう。©ah/Adobe Stock ©aijiro/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月14日不倫はもちろんいけない行為ですが、その相手と結ばれるケースもあります。しかし、略奪婚をしたことで後悔する人も少なくないよう。今回は、“不倫相手と結ばれて後悔した瞬間”について、経験者たちに語ってもらいました。信頼する友人たちが去っていった「私と夫が交際していたころ、彼は結婚していて妻がいました。周りの友人たちからは、“幸せになれないから、やめたほうがいい”と止められていましたが、私は聞く耳を持たず、不倫関係を継続。のちに彼が離婚し、私と一緒になりました。略奪婚に成功した私は、友人たちに対して“それ見たことか”みたいな態度を取ってしまったんです。すると、信頼する友人たちがみんな私のもとから去っていきました。今、悩みごとがあっても相談できる友人が誰もいなくて、本当に後悔しています」ナツコ(仮名)/30歳友人たちは、本当に心配をしてくれていたんでしょう。しかし、本人が忠告をまるで聞かないため何を言っても無駄だと感じ、これ以上関わりたくないと離れていってしまったのかもしれません。義母との折り合いが悪い「当時、私は結婚をしていて家庭のある身でしたが、今の夫と不倫関係が始まり、2年ほどして元夫と離婚。しばらくして今の夫と結婚をしました。その経緯を義母はすべて知っており、たまに義実家に行くと、“まっとうな結婚じゃないんだから”とチクリと言われます。特に義母と二人きりになる時間は息苦しくて仕方ありません。この状態がまだまだ続くのかと思うと、憂鬱になります」リカ(仮名)/33歳義母の言うことは正論。不倫から始まった関係だと知られていれば、折り合いが悪くなるのは分かっていたはずです。周囲から白い目で見られる「私と夫は、かつて社内不倫をしていました。当時彼は既婚者でしたが、離婚して私と結婚することに。結果、私は退職し、夫は異動ということになりました。異動とともに引っ越しをしたんですが、その地域には同じ会社の人がたくさん住んでいたんです。すると、私たちの不倫の話があっという間に広まってしまい、近所の人たちからは白い目で見られて陰口を叩かれることも…。狭いコミュニティなだけに、肩身の狭い思いをしています」マイコ(仮名)/29歳社内不倫の代償といったところでしょうか。会社に残る限りは、逃れられない状況かもしれません。子どもがまったく懐かない「今の夫と出会ったころ、彼には妻も子どももいました。不倫関係を経て彼は離婚し、私と結婚。子どもは妻側が引き取るものだと思っていたんですが、妻側に収入がなくて子どもを引き取れないため、夫が親権を持つことに。そういうわけで、夫と子どもと私の3人での生活が始まりました。一緒に暮らし始めてしばらく経ちますが、子どもはまったく私になつきません。“ママは?”と、前妻の話ばかりしてきます。こんなはずじゃなかった…と後悔する毎日です」チサ(仮名)/30歳まさか前妻との子どもと一緒に暮らすとは思っていなかったようです。子どもと良好な関係を築けるように、自ら努力し続けるしかないでしょう。“不倫相手と結ばれて後悔した瞬間”をご紹介しました。不倫相手と結ばれて幸せになったという話は滅多に聞きません。不貞をおかした者に、明るい未来がやってくることは極めて稀なのでしょう。©健二 中村/Adobe Stock ©naka/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年02月06日すっかり年末年始ムードもおさまってきた頃ですが、気分が浮かれやすい時期には、思わぬアクシデントも起こりがちです。特に不倫をしている人たちにとっては危険なシーズンだったかもしれません。そこで今回は、「年末年始の不倫バレ体験」について、経験のある男女に話を聞いてみました。インフルエンザをうつされて「ある年末、不倫相手の彼女がインフルエンザにかかりました。放っておくわけにもいかないので、食料などを持っていったんですが、なんと翌日に僕も発症してしまい…。しばらく寝込んでいると、妻が“女性と会っていたでしょう?”と聞いてきました。実は、妻は以前から僕の不倫を疑い、不倫相手は誰なのか目星をつけていたようです。その人物のSNSをチェックしているときに、インフルエンザにかかったという投稿があったことから、僕の不倫相手であると確信したそう。僕は不倫相手に気を遣わせないよう、インフルエンザがうつったことを言っていなかったので、彼女は気にせずSNSに投稿してしまっていたのです。高熱で苦しんでいるなか、妻から容赦ない尋問を受けるのは地獄でした」テツヤ(仮名)/32歳不倫相手に気を遣ったことが仇となったわけです。関係を疑っていた二人が同時期に同じ病気になれば、隠れて会っていたのだと考えるのが妥当でしょう。大掃除中に避妊具の切れ端を発見「年の瀬の大掃除中、夫と一緒にベッドを少し横にズラしたとき、ベッドの下から避妊具のビニールの切れ端が出てきたのです。子どもを作るためにしばらく避妊具を使っていないので、夫は“いつのだろう…”と不審がっていました。実は、夫の出張中に一度だけ男性を家に招き、関係を持ってしまったことがあって…。その避妊具の切れ端は、おそらくそのときのものだと思います。一応バレずに済みましたが、生きた心地がしませんでした」チカ(仮名)/29歳大掃除では、なくしたものが出てくることがよくありますよね。一度の過ちが明るみに出て、人生が破滅に向かうかどうかの瀬戸際に立たされることもあります。密会中に家族が帰宅「数年前の年始のことです。元旦に仕事があったため、妻と子どもだけが実家に帰り、僕は家で過ごすことにしました。結局、元旦は仕事が早く終わったので、当時不倫していた女性と初詣へ行くことに。初詣のあとは不倫相手を家に招き、二人でお酒を飲んでそのまま寝てしまいました。妻たちは年明けの3日に帰ってくる予定だったので悠長に構えていたんですが、昼すぎに起きたとき、“今日帰ることになった”とLINEがきたんです。すぐに飛び起きて、不倫相手には急いで帰ってもらい、妻たちが帰ってくる前に部屋を徹底的に片付けました。痕跡はなくしたつもりでしたが、帰ってきた妻にニオイで気づかれてしまい…。職場の人たちが遊びに来たと嘘をついてなんとか言い逃れしたものの、正直危なかったですね」モトシ(仮名)/33歳ニオイは自分では気づきにくく、片付けをしても部屋に染みついてしまいやすいもの。目に見えない痕跡も不倫発覚の要因となるでしょう。福袋に手紙が添えられていた「以前、私は既婚者でありながら、年上の不倫相手とも付き合っていました。ある年の初めに彼と会ったとき、“買っておいたよ”と福袋をくれたんです。どうやら、私がほしいと言っていたことを覚えていたようでした。家に福袋を持って帰り、あとで開けようと思って部屋に置いていたんです。年始は少しバタバタしていたので、ずっと開けそびれていたんですが、あるとき夫が勝手に開けてしまいました。夫は福袋の中から何かを発見したようで、“これは何?”と言いながら一枚の紙を見せてきました。なんとそれは、不倫相手が福袋に入れた手紙。“今年もよろしく”といった年賀状のような内容でしたが、“たくさん会いたい”とも書かれていたため、夫には不倫相手だとバレてしまいました。私は弁解することもできず、結局その年に離婚しました」マイ(仮名)/29歳不倫相手の彼は、すぐに福袋を開けてくれると思ったのでしょう。わざわざ手紙を添えるという、不倫相手の律儀な性格が仇となったようです。男女が気を抜きすぎた「年末年始の不倫バレ体験」をご紹介しました。年末年始は普段とは違うムードが漂っているので、気を抜いて不倫がバレる人も多いようです。バレたときはせめて潔く認めて、自らの罪を償ってほしいものですね。©naka/Adobe Stock ©polkadot/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月09日希美さん(仮名・30歳)はお正月に夫の実家へ行った際、義姉から冷たい態度を取られたそう。実は、義姉は高校時にバスケで大学の推薦を狙っていたものの、希美さんが所属していたバスケ部に敗北して推薦を逃し、「私の人生はあそこで狂った」と今でも言い続けているといいます。それを理由に敵対視されているのではないかと、居心地の悪さを感じた希美さん。その後一体どのような展開を迎えたのでしょうか。義母からの厳しい指摘「その日は宴会が開かれる予定だったため、午後になると義実家の親戚たちが集まり始めました。子どもも含め、15人ぐらいはいたと思います。宴会中、私は裏方に回って、料理を運んだり片付けたりしていたんです。そんななか義母に呼ばれて台所へ向かうと、野菜を切るように頼まれました。言われたとおりに、包丁で野菜を切っていたのですが、それを見た義母から“包丁の使い方が下手ね”と言われたんです。さらに、“包丁もまともに使えないの?”“ご実家で教わらなかった?”とまで言われてしまい…。正直かなりヘコみました」親戚のいる前で公開説教「義母とは、それまでに何度も会話をしてきましたが、あまり厳しいことを言うタイプではないと思っていたんです。それもあって、指摘されたときはかなり驚きましたが、“料理には厳しい方なのかも”と、無理やり自分を納得させました。そのあと義母から買い物を頼まれたので、一人でスーパーへ向かうことに。お正月だからか、だいぶ品数が減っていて、頼まれていたものがすべて揃わなかったんです。仕方ないと思い、いったん家に戻ることにしました。家に着いて事情を説明すると、今度は“買い物もまともにできないの?”と義母に叱られて…。しかも、親戚が大勢いるなか、まるでみんなに聞かせるように大きな声で言われました」義実家で感じた孤独と屈辱「義母に反論するわけにもいかず、私はただただ謝罪しました。夫も義父もその場にいましたが、見て見ぬふりをするだけで、救いの手を差し伸べようとはしません。そして義姉は、冷たい目でこちらを見ていました。ほかにも親戚が大勢いるのに、誰も私の味方になろうとはせず、私は一人ぼっちの状態です。屈辱をおぼえるとともに孤独感でいっぱいになり、すぐにでも逃げ出したくなりました。ようやく宴会が終わり、片付けを済ませたあと、夫に“悔しい”と訴えました。まるで自分の家族までも否定されたような気持ちになり、涙が止まらなくなったんです。でも、夫は義母に意見をするでもなく、私に謝るだけでした。本当はそのまま夫の実家に1泊する予定でしたが、とてもそんな気持ちにはなれません。一刻も早くここから出たいと思い、体調不良を訴えて自宅に帰りました」すべての元凶は…「その半年後、義母の誕生日に家族で外食をしようと誘われました。まったく気乗りしませんでしたが、その日は義姉が来ないと聞いて、渋々承諾することにしたんです。当日顔を合わせた義母と義父は、お正月のときとはまるで対応が違いました。とてもにこやかで優しく、楽しそうに見えました。あまりにも態度が急変したので不思議でたまりませんでした、その日は穏やかに食事を終えたのですが、私はひとつの結論に至りました。おそらく、この家族はみんな義姉に気を遣っていて、義姉の機嫌を損ねないことを第一に考えているのではないかと。お正月に義母が厳しい態度で接してきたのも、私に優しくすれば義姉が気を悪くするため、ああするしかなかったのではないかと…。思い返せば、義姉がいない場で、義母から厳しいことを言われたためしがありません。その年は親戚の不幸が続いたため、次の年明けは挨拶程度で終わり、親戚の集まりはありませんでした。しかし、またお正月はやってきますし、相変わらず義姉は実家で暮らしています。またあんな思いをするのかと思うと、もう二度と夫の実家には行きたくありません」“お正月に夫の実家で屈辱的な思いをした妻の告白”をご紹介しました。複雑な事情を抱えた家族と接すると、何らかのとばっちりを受けてしまうこともあるでしょう。とはいえ、結婚相手の家族と完全に縁を切ることは難しいもの。何かしら折り合いをつけて、ほどよい距離感で付き合っていくしかないのかもしれません。©taka/Adobe Stock ©yamasan/Adobe Stock文・塚田牧夫
2024年01月03日